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VRで林業研修を安全に!「林業安全教育360VR」全国森林組合連合会にて運用開始

株式会社アルファコードは、労働災害発生率の低減を目指す、全国森林組合連合会、農林中央金庫からの依頼を受け、11Kの高精細な実写VRで林業研修が体験できる「林業安全教育360VR」を制作したことを発表しました。


「林業安全教育360VR」誕生の背景

林業の安全性向上を目指して

林業における産業別の従事者千人あたりの死傷者数「死傷年千人率」は、2018年度時点で22.4人と全産業平均値の約10倍となっており、労働安全性の向上は必須の課題となっています。

この課題を解消するために、アルファコード社の高精細な実写VRによる安全教育コンテンツが採用されました。

新たな林業の担い手を応援!「緑の雇用」教育プログラムに

第1弾コンテンツ「チェーンソー作業 -他人伐倒編-」は、全森連が事業実施主体として行っている林野庁補助事業「緑の雇用」等の一環として、2020年7月より全国の安全講習実施機関等への貸し出しが開始されます。

「林業安全教育360VR」が採用された「緑の雇用」事業とは、全国森林組合連合会が実施している教育プログラムです。

未経験者でも林業に就き、必要な技術を学ぶことができるよう林業経営体に採用された人に対し、講習や研修を実施することでキャリアアップを支援する制度となっています。

さらに研修年次に応じて研修の内容をステップアップさせ、林業に必要となる様々な技能を身につけられるよう体系的な研修プログラムが用意されています。

詳細:『緑の雇用』ウェブサイト 

コンテンツの利用について

新規就労者向けの研修だけでなく、日頃の現場の労働安全講習として利用することができます。

コンテンツと合わせてVRゴーグルも同時に貸し出されます。

貸与されるVRゴーグルは、Pico Technology Japan株式会社の「Pico G2 4K」で、最大15台まで貸与されます。




第1弾コンテンツ「チェーンソー作業 -他人伐倒編-」について

コンテンツ内容


VRゴーグルを装着すると、目の前には、現場となる森林が広がります。

高精細な実写の360度映像に加え、体験者自身の目線でストーリーが展開することで、没入感が非常に高く、事故事例などを他人事として観察するのではなく、自分自身に降り掛かってくる感覚を体験することができます。

命に関わる危険体験は、研修で経験できるものではありませんが、VRを活用することで、なぜ木が自分に向かって倒れてきてしまったのか、手順に誤りはなかったのか、自分が理解できるまで何度も安全に体験し、トレーニングすることができます。



さらに、スタンドアローン型のVRゴーグルを用いることで、時間や場所を問わず繰り返しトレーニングが可能です。

そのため指導者の現場作業を止めることなく、一人でも研修を実施することができます。

また本コンテンツを活用して研修を実施することで、指導者の違いによる教育のばらつきを防ぐこともできます。

「Pico G2 4K」で臨場感あふれるVR研修

「Pico G2 4K」は、4K(3840×2160)解像度ディスプレイを搭載し、臨場感溢れるVRが体験できるスタンドアローン型のVRヘッドマウントディスプレイです。

スタンドアローン型のためパソコンやスマートフォンといった外部機器を一切必要とせず、VRゴーグル単体でいつでもどこでもVR研修が可能です。

▲一体型VRゴーグル「Pico G2 4K」

詳細:Pico G2 4K

まとめ

日本は、世界屈指の森林国であり、都市部に生活する者にとっても森林を維持管理する林業は重要な産業です。

危険が伴う仕事であるイメージはありましたが、「死傷年千人率」が他の産業に比べ、こんなに高いことは知りませんでした。

だからこそ研修や安全講習が大切となりますが、人材不足の中、研修に人を充てるのはどの業界でも難しくなっています。

一体型VRゴーグルを活用した今回のコンテンツでは、危険な体験が安全に行えるだけでなく、研修のために指導者の時間を確保する必要もありません。

「林業安全教育360VR」が活用され、林業における労働安全性が向上することを期待します。

ソース:「林業安全教育360VR」に関するプレスリリース[PR TIMES]








VRInside編集部


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