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アメリカ・ドイツ・マレーシアのレゴランドにVRアトラクション「The Great LEGO Race」導入を発表

2017/09/21 16:00

マレーシア・ドイツ・アメリカにある3ヶ所のレゴランドにVRアトラクション「The Great LEGO Race」が導入されることが発表された。同アトラクションは、VRヘッドセットを装着してレゴ・キャラクターとなって、レゴブロックでできたクルマを操縦する、というもの。

世界各地のレゴランドを運営するイギリスのリゾート経営企業Merlin Entertainmentsは、レゴランドにVRアトラクションを導入することを発表した。

レゴの世界に没入できるVRアトラクション

概要

同社が発表したプレスリリースによると、レゴランドにVRヘッドセットを装着して楽しむVRアトラクション「The Great LEGO Race」が導入されることが発表された。

導入されるのは世界各地にあるレゴランドのうちマレーシアにあるレゴランド・マレーシア・リゾート、アメリカ・フロリダにあるレゴランド・フロリダ・リゾート、そしてドイツ・バイエルン州にあるレゴランド・ドイツ・リゾートの3ヶ所である。導入時期はマレーシア・リゾートが2017年中、フロリダ・リゾートとドイツ・リゾートが2018年中の導入を予定している。

ちなみに、レゴランド・リゾートは現在レゴの本社があるデンマークをはじめ、アメリカ、イギリス、ドイツ、マレーシア、アラブ首長国連邦、日本の7ヵ国・9ヶ所にある。

アトラクションの内容

同プレスリリースによると、導入されるアトラクションはVRヘッドセットを装着してクルマを操縦する、というもの。

操縦するクルマはレゴブロックで作られており、搭乗者はトレンドセッター(流行の最先端をいくヒト)、ファラオ、サーファーガール、魔法使い、海賊船の船長のどれかになる(本記事トップ画像参照)。

クルマは決められたコースを走行するのではなく、搭乗者はレゴブロックで作られたバーチャル空間を前後左右、さらには上下に操縦することができる。

同アトラクションには年齢制限が設けられる予定で、6歳以上を予定している。6歳未満の小児でも、既定の身長を超えている場合はVRヘッドセットを装着せずにアトラクションを体験できる

導入がすすむVRアトラクション

「VR ZONE SINJUKU」のようなロケーションベースのVRコンテンツを楽しむVRアーケードが増えている一方で、既存のテーマパーク施設に新たにVRアトラクションが導入する事例に関しても、本メディアでは報じてきた。

Airhopブリストル

トランポリンパークでSerious Sam

トランポリンパークでSerious Sam

イギリスのブリストルには世界最大のトランポリンパークAirhopブリストルがあり、施設内に期間限定で試験的にVRアトラクションがオープンする予定だ。

オープンが予定されているVRアトラクションとしては、「でかい銃ででかいエイリアンをぶっ飛ばす」シリアスサムをVRでプレイできるほか(上の画像参照)、銀河を脅かすロボットの侵略者に対抗するゲーム「Rec Room Quest」といった合計6つのコンテンツである。

Six Flags

アメリカのテーマパークSix Flagsでは、VRと絶叫マシンを組み合わせた新感覚のアトラクションを展開している。

ニュージャージー州ジャクソンに位置するテーマパークSix Flags Great Adventureには、世界で最も高く、最も速いと謳われるフリーフォールがある。

そこで展開されているDrop of Doom VRでは、ユーザーはSamsung Gear VRのヘッドセットを装着してマシンに乗り込む。VRの中で展開されるのは、映画「マトリックス」や「マイノリティ・リポート」を想起させる近未来都市であり、そこは無数の蜘蛛状のミュータントに支配されている。

プレイヤーはガトリングガンを装備したヘリに乗り込んでおり、上昇するにつれミュータントが群れをなしてヘリ目掛けて襲ってくる。機銃掃射でミュータントを撃ち落としていくも、突然機首が下がり、ヘリが物凄い速度ー90マイル(時速約145キロメートル)ーで落下する。

当然、下から物凄い重力がかかり、台風のような猛烈な空気抵抗が足元から頭上へ向けて吹き付ける。あたかも現実に乗っているヘリが墜落して、地面目がけて真っ逆さまに激突するような衝撃を感じるだろう。

もちろんVRなので擬似体験だけれども、通常のフリーフォール体験とはまったく違う新感覚のスリルを味わえるはずだ。

R3ex

テーマパークに導入するVRアトラクションの研究開発も進められている。

アトラクションを開発する企業であるHolovisは、2017年6月にシンガポールで開催されたアトラクションの見本市Asian Attractions Expoにおいて、ロボットアームとVRヘッドセットを融合させたアトラクション「R3ex」(Rideable Realtime Robot Experiences:騎乗可能なリアルタイム・ロボット体験から命名)を発表した。

ロボットアーム部分は、自動車工場で使われるような工業用ロボットアームを製造するメーカーKUKAが提供している。このロボットアームは関節が4つあり、それぞれの関節は6軸方向(xyz各座標軸に加えて、それぞれの座標軸に対する回転運動の合計6方向)に可動する。こうした仕様により、文字通り空中を自由自在に動くことができる。

非日常的空間を提供するテーマパークと非日常的世界をバーチャルに体験させるVRは相性が良いので、今後もテーマパークへのVRアトラクションの導入は進むだろう。

レゴランドにVRアトラクションを導入することを発表したMerlin Entertainmentsのプレスリリース
https://endpoint910861.azureedge.net/globalassets/florida/pdfs/press-releases/uvid-4a6be9/thegreatlegorace_globalrelease_final_091917.pdf

     

     

吉本幸記


千葉県在住のフリーライター。ITエンジニアとしてスマホアプリの開発等に携わった後、 フリーライターとして独立。VRをはじめとした最新テクノロジーがもつ社会変革の可能 性に注目している。 http://resume21century.blog.fc2.com