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VRで手軽にインテリアデザインができるアプリ「TrueScale」、早期アクセス版がリリース

Vive StudiosとImmersionによるVRアプリ「TrueScale」が登場した。

これはVRでインテリアデザインができるアプリで、直感的な操作によってユーザーの好みに応じた部屋の間取りを作成したり、家具の配置を行うことができる。

本アプリは現時点ではHTC Viveに対応しており、早期アクセス版がダウンロード可能だ。

概要

実物大のインテリアデザインをVRで行うアプリ

「TrueScale」はVRでインテリアデザインを行うことが可能で、アプリ内で作成した2Dのフロア設計図をそのまま3Dのモックアップに変換できる。作成した3Dモックアップは実物大に拡大することが可能で、ユーザーは自分でデザインしたバーチャルルームの中を自由に歩き回ることができる。

住宅やオフィス、アパートなどの様々な建物のデザインを、コントローラーを用いた直感的な操作で行うことができる。プリセットから好みの家具を選んで配置したり、ユーザーが望む通りの部屋のデザインを手軽に作成することができる。

自分でデザインした空間の中を歩き回れる

ユーザーは自分で設計したインテリアデザインや室内の様子を、まるで実際にそこにいるかのように没入することができる。室内の奥行きや立体感などをリアルに把握することが可能だ。

インテリアデザインは、従来であれば紙面に印刷された設計図や、もしくはCADやPhotoshopなどでレンダリングした完成予想図を見ながらプランを立てることが多いが、紙面や2D画像のみでは、実際の完成図を正確に思い描くのが難しい。

しかし、VRを用いることによって、従来のデザインプロセスを大きく変えることができる。これによって、バーチャル空間内で実際に建物の完成図を擬似的に体験することが可能になる。

また、デザインしたレイアウトの中を歩き回ることが可能だ。これによって、ユーザーがどんな間取りや家具、配置を求めているのかなどをより把握しやすくなる。

早期アクセス版がリリース中

「TrueScale」は現在早期アクセス版がリリースされている。早期アクセス期間を通してユーザーからのフィードバックを得ながら、よりユーザーにとって使いやすいアプリへと改良を行う予定だ。

早期アクセス期間は6ヶ月を予定しており、フルバージョンではさらに多くの機能が追加される予定だ。たとえばバーチャル空間でより広いフロアを使用できるようになったり、他のユーザーとバーチャル空間で共同作業ができるようになる。

また、様々なユーザーが作成したデザインをシェアできる機能や、より多くの種類の家具を使用できるようになるとのことだ。

対応デバイス、価格

「TrueScale」は現在のところHTC Viveのみに対応している。SteamViveportからダウンロード可能で、価格は2,050円(Steamでの価格)。

必要スペック

「TrueScale」の動作に必要なスペックは以下の通り。

OS Windows 7 SP1 or newer
プロセッサー Intel i5-4590 equivalent or greater
メモリー 8 GB RAM
グラフィック NVIDIA GTX 970 / AMD 290 equivalent or greater
ストレージ 2 GB 利用可能

インテリアデザインで役立つVR/ARアプリ

「Planner 5D」

「Planner 5D」はインテリアデザインを制作できるツールだ。デザインを作成して、その設計に沿った画像をレンダリングすることができる。

CGや設計に関する専門知識がなくても使用可能で、アプリ機能をウェブ上で使用することができる。アプリをインストールする必要がないため手軽に使えるというメリットがある。作成したデザインは公式サイトのギャラリーページで公開することも可能だ。

作成するデザインをより美しくするためのライティングテクニックなども公式ブログで公開されているため、ユーザーのセンス如何で優れたデザインを作成することができる。無料のデモバージョンでも150以上の家具やアイテムを配置し、オリジナルのインテリアデザインを作ることが可能だ。

参考:インテリアデザインアプリ『Planner 5D』Android版にVR機能が追加

「Matterport 3D Space」

不動産企業の株式会社ホームステージング・ジャパンが提供する「Matterport 3D Space」は、物件内部を4K画質の360度映像で撮影し、ウェブサイトやスマートフォン、VRヘッドセットを利用してバーチャルツアーを行うことができる「Matterport 3D Space」の一般提供を行なっている。

撮影には米国Matterport社の機材を使用しており、継ぎ目や歪みのない、高画質・高精細な360度映像による3Dバーチャルツアーコンテンツを撮影、作成することができる。

360度カメラで撮影すると同時に3Dスキャンを行う特殊な機材を使用することで、平面的な画像情報のつなぎ合わせではなく、3Dモデルとして立体的に描画することができる。これによって、物件全体を立体的に表現する「ドールハウスビュー」で、物件の空間イメージを俯瞰視点で見ることが可能になる。

参考:高機能360度空間3D-VR撮影サービス「Matterport 3D Spaces」が提供開始

「IKEA Place」

大手家具メーカーのIKEAは、モバイルARを用いて購入前に同社の様々な家具を試すことができるアプリ「IKEA Place」をリリースする。

本アプリでは、ソファーやコーヒーテーブルなど2,000種類以上のIKEAの家具を3Dモデル化して収録し、AR表示して部屋の中に配置できる。

iOS 11をインストールした端末で動作し、ARプラットフォームARKitの正確な空間認識能力によって部屋の中の様子をスキャン、カタログに登録されている3Dデータの家具を部屋のサイズに応じて自動的に配置する。

アプリの操作はシンプルで、配置した家具を360度回転させることも可能だ。多角的な視点から家具のレイアウトを試すこともできる。

参考:部屋にピッタリと合う家具をシミュレーションできるモバイルARアプリが登場、iOSに対応

参照元:VRFocus Immerse Yourself In Your Interior Designs With New HTC Vive App TrueScale


フリーランスの翻訳ライター。XR、VTuber、人工知能を専門に各種メディアに寄稿しています。 Twitter: https://twitter.com/dsiwmr

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