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ベセスダ、「Fallout 4 VR」をVIVE対応で2017年10月、「DOOM:VFR」をVIVE・PSVR対応で年内にリリース! - VR Inside

ベセスダ、「Fallout 4 VR」をVIVE対応で2017年10月、「DOOM:VFR」をVIVE・PSVR対応で年内にリリース!

     

ベセスダ・ソフトワークスは、「Fallout 4 VR」と「DOOM:VFR」のリリースを発表した。

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VRゲーム業界に革命を起こすか?「Fallout 4 VR」リリース

同社が報じたE3 2017関連のニュースによると、ついに待望のタイトル「Fallout 4 VR」が2017年10月にVIVE対応タイトルしてリリースされる。

同社ニュースページには、以下のようなコメントが掲載されている。

VRを活用することによって、プレイヤーは危険に満ちたポスト・アポカリプスな世界を生き残るための個人的かつ没入的なプレイができるようになりました。

戦闘システム、(アイテムを組み合わせる)クラフト・システム、(MODの)ビルディング・システムのすべてがVRのために一新されています。もちろん、(同ゲームのアイテムpip-boyに搭載された戦闘支援システムである)V.A.T.S.もVR向けに強化されています。

「Fallout 4 VR」のプレイは荒野を放浪する体験ではなく、まさにゲームそのものです。また、ゲームの全部が探索可能です。探索可能なもののなかには、数多くの場所、キャラクター、クエストが含まれています。

「Fallout 4 VR」は「Fallout 4」の世界を全く新しい仕方で体験する機会をプレイヤーに与えるのです。

なお、引用したトレーラー動画を見る限りでは、同タイトルの移動システムはプレイヤーが指定した箇所にジャンプするような「テレポート」システムではなく、滑らかかつ連続的に移動が体験できるシステムが採用されているようだ。

また、MODも制作も可能であり、ゲーム内のあらゆるアイテムが「探索可能」となっていることから、自由度の高いプレイが可能であることもうかがえる。それゆえ、本メディアが以前に指摘した「VRオープンワールド・アクションRPG」となる条件をほぼクリアしていると言える。

以上のような同タイトルは、VRゲームの成熟度を既存ディスプレイ・ゲームのそれまで押し上げるまさに「革命的」なタイトルになる可能性が大いにあろう。

FPSの古典的シリーズ「Doom」がVRに再誕

ベセスダがリリースを発表した「DOOM:FVR」は、「DOOM」シリーズ初のVRタイトルである。

「DOOM」シリーズとは?

同シリーズ初のタイトル「DOOM」は、(まだWindows PCが普及していない)1993年に発売され、当時としては革新的な完成度のFPS(First Person Shooting:一人称視点シューティング)として絶大な人気を博し、同ジャンルの創成期を支えた。また、現在ではゲーム文化となったMOD(Modification:プレイヤーが自由にゲーム・ステージを制作・共有するシステム)流行の口火を切ったことでも有名である。

同タイトルは続編も制作され、同シリーズには「DOOM」「DOOM II」「DOOM 3」、そして昨年リリースされたリブート・タイトル「DOOM (2016)」がある。

なお同シリーズを開発しているのはid Softwareなのだが、同スタジオは2009年にゲーム配給会社ゼニマックス・メディアに買収された。同社はベセスダ・ソフトワークスの親会社でもあるので、id Softwareとベセスダ・ソフトワークスは言わば「兄弟会社」である。

VRに最適化された「DOOM:FVR」

このたび公開された「DOOM:FVR」のトレーラー動画を見る限りでは、同シリーズ特有のホラー調のグラフィックがVR空間で再現されているようだ。

同タイトルのリリースを報じた公式ページによると、開発スタジオid SoftwareのCTOであるRobert Duffyは、以下のようにコメントしている。

DOOMをVR対応ゲームとして開発したことによって、DOOMの世界がかつてない仕方でプレイヤーの周囲に広がる素晴らしい機会を提供するだけではなく、プレイヤーがまさにUAC(Union Aerospace Corporationの略:同ゲームに登場する架空の宇宙開発企業)の基地やHell(敵キャラクターであるデーモンの拠点)を探索することができるのです。

ツールやプレイヤーの能力、そしてキャラクターのすべてがVRのために一新されたのです。

もっとも、引用したトレーラー動画を見ると、同タイトルの移動システムは移動先にジャンプするような「テレポーテーション」システムを採用しているようだ。

なお、同タイトルはPSVRVIVEに対応する予定であり、2017年内にはリリースされる、とのこと。

ところで「Fallout 4 VR」および「DOOM:VFR」のOculus Rift対応版リリースについては、現時点では望みが薄い、と言わざるをえない。というのも、同タイトルを配給するゼニマックス・メディアがOculus社(とその親会社であるFacebook)に対して、技術を盗用したとして訴えを起こしていて、まだ係争中だからだ。

以上のようなベセスダの発表は、とくに「Fallout 4 VR」に関しては良い意味で予想通りであった。今後、同タイトルのような「オープンワールド・アクションRPG」ゲームが移植あるいは新規開発されることは、ほぼ確定的であろう。

「Fallout4 VR」のリリースの発表したベセスダ・ソフトワークスのニュースページ
https://bethesda.net/en/article/22mwHwomScI8Ioo4ywm2Wc/fallout-4-vr-new-details-revealed

「Doom VFR」のリリースの発表したベセスダ・ソフトワークスのニュースページ
https://bethesda.net/en/article/5vMkA0xBtK46KOYO4ueaS6/prepare-for-virtual-carnage-with-doom-vfr

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吉本幸記

Writer: 千葉県在住のフリーライター。ITエンジニアとしてスマホアプリの開発等に携わった後、 フリーライターとして独立。VRをはじめとした最新テクノロジーがもつ社会変革の可能 性に注目している。 http://resume21century.blog.fc2.com