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ドローンテクで魅せる!スマートグラスを使ったARゲーム - VR Inside

ドローンテクで魅せる!スマートグラスを使ったARゲーム

     

Droneで遊ぶARゲーム

本物のドローンで遊ぶARゲームが登場した

VRやARの技術は2016年に特に大きく発展し、その動きは2017年に入ってからも続いている。2016年のARではポケモンGOが話題となったが、最近ではAppleのARプラットフォームARKitが話題だ。

Appleが「世界最大のARプラットフォームにする」と豪語するこのプラットフォームは、実際に潜在的なユーザの多さを期待できる存在だ。

ARとは別に、玩具の世界で人気の存在となっているのがドローンである。スマートフォンや専用のリモコンを使って操作できる無人飛行機は、少年だけでなく少年の心を忘れない大人にも人気の玩具だ。

Edgybeesの『DronePrix AR』は二つの流行を組み合わせた最新のゲームである。

DronePrix AR

ARグラスとドローンを使うゲーム

AR技術は、VRと比べると「実用的」な利用に注目が集まっている。切除する予定の範囲を示すことで手術を行う医師をサポートしたり、ヘルメットが工場の作業員に機械の情報を伝えたりといった利用法が現実になっている。

だが、AR技術をゲーム・エンターテイメントのために使うことも可能だ。2月に紹介したARカメラ機能を搭載するバットモービルなどはその先駆けといえる。これをさらに進化させたのが今回のARゲームだ。

しかも、情報はスマートフォンの画面ではなくドローン用のスマートグラスに表示される。一人称視点で操縦できるので、軍隊で使用されているドローンを操縦するようなパイロット体験が可能だ。

障害物コースで飛行訓練

空中を飛行するドローンは、許可された空間であれば自由に飛び回らせることができる。比較的安価で小型の玩具から本格的な空撮にも対応できる大型のものまで様々だが、基本は飛ばすことを楽しむアイテムだ。

DronePrix ARでは、ドローンを使って障害物だらけのコースでレースをすることができる。障害物はARで表示されているだけなのでぶつかっても本当にドローンが壊れてしまう心配はなく、安全だ。

自分の記録を更新するだけでなく、好タイムが出たらアップロードして世界のパイロットたちと記録を競い合うことも可能となっている。

アプリの特徴

DJIとEdgybeesはプレスリリースの中でアプリの特徴を次のように説明している。

  • ソロモードとコンペティションモード
    自分の最高記録を更新するために同じコースに挑戦し、好記録をアップロードして世界中のユーザと競い合うことができる。
    現在はソロプレイ専用だが、将来は動画のようにマルチプレイヤーでのレースも可能になるようだ。
  • フライトアシスタント機能
    障害物を回避しながらゲーム内のコインやアイテムを回収するパイロットを支援するフライトアシスタント機能搭載。
  • 多数のコース
    30種類以上のコースが存在する。幅広い難易度で、ドローン操縦を始めたばかりの初心者からベテランパイロットまで楽しめる。
  • SNS連携
    自分のFacebookアカウントとIDを関連付けすることで、ゲームでの実績を共有できる。

対応デバイス

DronePrix ARは、スマートグラス「Epson Moverio BT-300 Drone Edition」とDJIのドローンでプレイするように設計されている。

スマートグラスが無い場合でも、iOSまたはAndroidを搭載したスマートフォン・タブレットの画面を使ってプレイすることが可能だ。

ドローンとAR技術の融合

DJIは自社のドローンと連携できるアプリを開発するためのSDKを提供している。DJIのブランドマネージングディレクター、Taehyun MoonはDronePrix ARが自社SDKの可能性を示す例だと語った。

「DronePrixアプリは、DJIのSDKがいかにデベロッパーの新しくてエキサイティングなアプリケーションを開発する能力を発揮させ、クリエーションの機会を開くかを示す素晴らしい例の一つです」

 

このアプリは、ドローンとAR技術を融合させた一つの完成形と言えそうだ。ソロプレイだけでなくマルチプレイにも対応することを予定しており、レースゲームとしての完成度は高そうに見える。

上の動画ではコース脇の看板に広告募集の枠があるので、ゲームのコース内に表示される看板の広告枠を販売して利益を得ることもできるだろう。ブランドが資金を出してオリジナルのキャンペーンコースを作るようなプロモーションも考えられる。

難点は完全なAR体験のために利用するスマートグラスがかなり高価(約9万円)なことだが、モバイルデバイスでのプレイならばドローンと無料のアプリだけでも遊べる。対応するドローンがあれば試してみたいアプリだ。

 

参照元サイト名:DJIとEdgybeesのプレスリリース
URL:https://static1.squarespace.com/static/5884c2ae8419c2220e095261/t/5906d32c1b10e3b407db5888/1493619504490/First+AR+App+Developed+For+DJI+Drone+Operators.pdf

参照元サイト名:Edgybees
URL:https://www.edgybees.com/

参照元サイト名:Droneality
URL:https://www.droneality.com/augmented-reality-drone-game-launches-smart-glasses

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ohiwa

Writer: ライター兼システムエンジニア。VR・ARには、「SFっぽい!」というシンプルな理由で興味を持つ。仕事以外ではボードゲームやTRPGで遊び、本を読んで花を育てるアナログ人間。万年筆と着物・和菓子が好き。