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VRが変えるeスポーツの未来!プロゲーマーの操るキャラの視点で観戦が可能に

2017/03/11 17:00

    多額の賞金をかけてプロゲーマー同士がゲームで競争するeスポーツ(e-sports)は、日本国内での発展はまだまだこれから。

    しかし世界的には人気となっており、アメリカではプロゲーマーは通常のスポーツ選手として認定されている。

    既に、VR技術を用いてeスポーツの体験を変革しようという試みも現れている

    この記事では、VRがeスポーツをどう変えていくのかについてご紹介したい。

     

    eスポーツとは競技性の高いゲームを用いてプロゲーマーが競うイベント


    eスポーツ(e-sports)とは、エレクトリック・スポーツの略称

    ゲームの中でも、「ストリートファイター」をはじめとする対戦格闘型ゲームや、「オーバーウォッチ(Overwatch)」のようなFPS、「リーグ・オブ・レジェンド(League of Legends)」のようなMOBAといった競技制の高い対戦型ゲームがeスポーツに該当する。

    ただ、ゲームそのもののことを「eスポーツ」と呼ぶことは稀で、どちらかというと競技性の高いゲームを用いてプロゲーマーが同士が競うイベントのことを「eスポーツ」と呼ぶ

    海外ではイベントに数億円、数十億円といった賞金がかけられており、賞金とスポンサー企業からの広告費がプロゲーマーの主な収入となっている。

     

    VRはeスポーツの観戦体験と競技体験を変える


    eスポーツにVRを導入することによって、大きく分けて2つの体験が変わる

    ひとつめは、プロゲーマー達による勝負を観戦する「観客」側の体験

    ふたつめは、実際にゲームをプレイして勝負する「プロゲーマー側」の体験

    もちろん、プロゲーマーを目指してゲームに励むプロゲーマー予備軍の体験もふたつめに含まれる。

     

    プレイヤーの視点で観戦!VRによって変わる観戦体験

    一般的なスポーツの観戦にVRを導入すれば、実際に試合会場に足を運ばなくとも、自宅で試合会場を体験することが可能になる。

    しかし、一般的なスポーツの観戦の場合、どうしても撮影可能な視点は限られてしまう

    技術開発によって、たとえばサッカーの試合ではフィールドにカメラを埋め込むなどの措置によって、より接近した視点を実現しているケースもある。

    だが選手がリアルな人間である以上、選手の視点から撮影するということは難しい

    一方eスポーツの場合、ゲームそのものが3DCGで作られていることもあって、キャラクターの視点で観戦することはさほど困難ではない

    つまりVRを使えば、プロゲーマーが操作しているキャラクターの視点で観戦が可能になるのだ!

    こうした試みは、以下のサービスによって既に実現している。

    SLIVER.tv


    「SLIVER.tv」は、eスポーツの配信プラットフォーム。

    eスポーツの大会のひとつ、ESL(Electronic Sports League)と業務提携しており、「Counter-Strike: Global Offensive」や「リーグ・オブ・レジェンド(League of Legends)」といった大会イベントのVRデバイス向けライブストリーミングを実施

    Boom.tv

    VR e-sports boom.tv

    出典元:http://boom.tv/


    「Boom.tv」は、世界初となるeスポーツ用3Dライブストリーミングプラットフォームを発表

    現在β版の提供が開始されており、こちらのページ(http://www.boom.tv/signup)から登録することでβ版を利用可能だ。

    【関連記事】
    Boom.tvが世界初eスポーツ向けVR対応の3Dライブストリーミングプラットフォームを発表

    Dota 2(ドータ・ツー)


    最後は配信サービスではなく、eスポーツに採用されるMOBAタイトル「Dota 2」の機能

    同作は2016年に「VR観戦モード(VR Spectator Mode)」を追加、他プレイヤーの対戦をVRで観戦可能になっている。

     

    VRゲームで競技!VRによって変わる競技体験

    eスポーツの競技者となるプロゲーマーの体験をVRがどう変えるか?

    実はこちらの方が観戦側よりもわかりやすく、要するに競技に用いるゲームがVRゲームへと変化するのだ。ただシンプルなようでいてこのことのインパクトは大きい

    というのも、これまでeスポーツの能力に関わってきたのは、主に動体視力や判断力、戦略やコントローラー裁きなど、これまでのゲームが要求してきた要素だった。

    しかしこれがVRゲームになることで、タイトルによっては身振りや手振りなど、より身体的な能力が求められるということもありうる

    つまり、プロゲーマーに求められる資質が大きく変わる可能性があるということだ。

    もちろんVRゲームがこれから普及しようとしている現在の時点では、ここまでの変化が起きているわけではない

    ただ、VRゲームとeスポーツの関わりは以下のように少しずつ進み始めている。

    RIGS Machine Combat League(リグス マシーンコンバットリーグ)

    RIGS Machine Combat League(リグス マシーンコンバットリーグ)
    プレイステーションVR(PSVR)向けの対戦型ロボットFPS

    従来のFPSで描かれることの多かった戦争より、近未来スポーツを意識して作られている。もちろん攻撃要素は用意されており、戦闘を主目的としたルールも存在。

    VR向けタイトルの中で、明確にeスポーツが意識されたタイトルといえる。

    「東京ゲームショウ2016」では、日本人プロeスポーツチーム同士による対戦イベントが行われた

    まだ本格的な大会は開催されていないものの、今後PSVRの普及数が増え、プレイ人口が拡大することで行われる可能性があるだろう

    【関連記事】
    【PSVR】RIGS Machine Combat League~ハイスピードなゲーム展開ながら、独自の酔いへの対策も良好なFPS

    World Virtual Reality Arena/NEST2016

    VR元年たる2016年にさきがけ、2015年に中国で行われたVR eスポーツの大会

    競技にはFPSが用いられ、VRヘッドセットを着用しコントローラーでプレイしたという。

    また中国では、2016年にNEST2016というVRゲームの大会も行われている。

     

    VRとeスポーツが相互に発展してくれることを期待!

    日本においてはVRもeスポーツもまだまだこれから普及していく新しい存在

    なので、VRゲームがeスポーツに取り入れられたリ、eスポーツイベントでVR配信されたりという形で相互に貢献ができれば、より発展が加速しそうだ。

    VRもeスポーツもまだまだ乗り越えなければならない課題は残っているが、人生を楽しませてくれる新しい娯楽が生まれるのはうれしいことなので、VRもeスポーツも是非このまま順調に発展していってほしい!


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