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Black Eyed Peasとマーベルによるコミック「Masters of the Sun」のVR版が登場、2018年1月にリリース予定

2017/11/02 15:37

米国のヒップホップグループBlack Eyed Peasは、コミック出版社マーベルと提携してコミック本「Masters of the Sun - The Zombie Chronicles」を制作、現在出版中だ。

本コミックをテーマにしたVR体験がリリースされることが明らかになっており、Gear VR対応で2018年1月にリリースされる予定だ。

概要

Black Eyed Peasとマーベルによるコミックが出版

Black Eyed Peasは日本でも知名度の高いヒップホップグループであるが、同グループが先日出版した「Masters of the Sun - The Zombie Chronicles」は、ギャング化したエイリアンとゾンビをテーマにしたコミック本だ。

神話的な要素とSFを融合した世界観が特徴で、作中にはカリフォルニアで活動する(おそらくBlack Eyed Peasをテーマにしたと思われる)ヒップホップグループが登場する。従来のアメコミとヒップホップ文化が結びついた特徴的な作品となっている。

「Masters of the Sun」のVR版がリリース予定

そして10月27日にロサンゼルスで開催されたStan Lee LA Comic Conにて、本作「Masters of the Sun」のVR版が開発中であることが明らかになった。

制作にはBlack Eyed Peasとマーベル、そしてOculusも参加しているとのことだ。Gear VRに対応しており2018年のリリースを予定している。

VR版「Masters of the Sun」では原作で描かれるギャング文化や、ヒップホップらしさを活かした社会的な主張、そしてエジプトを想起させる独特の音楽などの要素が盛り込まれているという。

本作のサウンド担当にはBlack Eyed Peasのメンバーであるwill.i.amのほか、映画音楽作曲家として知られるハンス・ジマーも参加している。

豪華ゲスト陣が声優として参加

そして、VR版「Masters of the Sun」の大きな特徴であるのが、参加するゲストの豪華さだ。

本作には声優としてロザリオ・ドーソン、クイーン・ラティファ、ジェイミー・フォックス、米ヒップホップ界の大御所Rakim、THE Stan Lee、アイスTやKRS-ワンなど、俳優から大物ヒップホップアーティストまでが名を並べている。

参加したアーティストや俳優の名前は現時点では全てが公開されておらず、リリースに近づくにつれてより多くの情報が公表される。他にも有名アーティストや俳優が本作の制作に参加している可能性もある。

will.i.amによるコメント

本プロジェクトに関して、will.i.amは次のように述べている。

The Black Eyed Peasと自分は新しいスタートを切った。(中略)我々は本作のオリジナルストーリーに数年の歳月を費やしており、マーベルと提携することによって本作を出版するに至った。これ以上に喜ばしいことはない。

また、Black Eyed Peasと共に本作の制作に携わったグラフィックアーティストのPasha Shapiro氏は、VRは世界を構築するための完璧なツールであり、本作で描かれるストーリーは幅広く、そして深いものになると述べている。

2018年1月リリース予定

「Black Eyed Peas’ Masters of the Sun – The Zombie Chronicles」のコミック版は現在販売が開始されており、アマゾンで購入可能となっている。

また、本作のVR版は2018年1月のリリースを予定している。

VRで読めるコミックが登場

「プロジェクトHikari」

ゲーム企業スクエアエニックスは現在、漫画「結婚指輪物語」をバーチャル空間で読むことができるVR漫画「プロジェクトHikari」を開発している。

本作は漫画「結婚指輪物語」をベースにしており、ゲームエンジンであるUnreal Engineを用いて同漫画を3Dのバーチャル空間で読むことができる。

2Dの漫画を3Dのバーチャル空間に移植するにあたって、開発チームは手描きの漫画をキャプチャし、漫画作品にはなかったバーチャル環境を追加したという。

「プロジェクトHikari」は2018年中のリリースを予定しており、Oculus RiftとHTC Viveに対応する予定だ。

参考:VRで漫画が読める。「結婚指輪物語」をVR化した「プロジェクトHikari」2018年にリリース予定

MadefireによるGear VR対応のVRコミック

VRコンテンツ制作会社のMadefireは、DCコミックらと提携して、複数のVRコミックをGear VR対応コンテンツとしてリリースすることを発表している。

同社が手がけるVRコミックとは、2Dメディアであるコミックに3D的な要素を付加することを特徴としており、レイヤーを多用することで平面的なコミックの描写に奥行きを感じられるというものだ。

コミック内のキャラクターが動いたり、アクションに合わせて音が鳴ったり、さらにはパノラマ的なコマがあったりと、VRHMDでコミックを鑑賞するための様々な工夫が盛り込まれている。

参考:Madefire、DCコミックらと提携してGear VRにVRコミックをリリースすることを発表

参照元:VRScout Black Eyed Peas Bring Post-Apocalyptic Marvel Comic To VR

daisuke


ライター兼翻訳家。2016年12月にプレイステーションVRを体験したことをきっかけにVRに関心を持つ。ARやドローン、AIなどの先端テクノロジー全般に興味があり、SF化する世の中にワクワクしています。

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