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VRショートアニメ「Morgan Lives in a Rocket House in VR」がリリース、無料で視聴可能

ニュージーランドのインディー開発企業、Fold Up StudiosによるVRショートアニメーション「Morgan Lives in a Rocket House in VR」がリリースされた。

「Morgan Lives in a Rocket House in VR」について

作品について

本作はVRヘッドセットを装着して鑑賞するVRアニメーションで、ゲームエンジンUnreal Engine 4を用いて制作されている。Oculus RiftとHTC Viveで視聴可能だ。

ストーリー

本作の主人公はMorganという名前で、地球から1光年も離れた未知の惑星に取り残されているという設定だ。

本作の最初のエピソード「Paper Pilots」ではMorganと、彼の親友であるElliotの二人が紙で惑星を作ろうとするが、その作り方をどうしても思い出すことができない。作中には途中でロボットのキャラクターCommodoreも登場し、二人を手伝うというストーリーだ。

様々な視点から鑑賞可能

本作は、視聴中にカメラアングルを自由に変更することができる点が特徴的だ。様々なVRゲームで実装されているテレポート機能を使って、視聴者は本作の舞台となるVR空間のあちこちを移動することができる。

ストーリーを掴むために固定した位置から鑑賞することもできるし、その後にエリアの様々な箇所を探検してみるなど、一つの作品で様々な楽しみ方を見いだせるVRアニメーションとなっている。

また、視聴者は本作のスケールを変更することもできる。「Giant Mode」ではストーリーを俯瞰視点から視聴することが可能で、「Ant Mode」では視聴者が小人になったかのようにダイナミックなVR映像を楽しめる。

もちろん、コンテンツの再生/停止、シーンセレクトなどの機能もメニューから使用できる。

Rift、Viveで視聴可能

「Morgan Lives in a Rocket House in VR」はOculus RiftとHTC Viveで視聴可能で、Steamからダウンロード可能だ。

コンテンツは無料であるが、「Tip Jar」というコスチュームパックのDLC(有料)が公開されている。これは作中に登場するMorganとElliotが着ているコスチュームを変更できるもので、数種類のアウトフィットが使用可能になる。

製作者のコメント

本作の製作者であるPeter Monga氏は本作に関して以下のように述べている。

このVR体験を作ろうと思った一番のきっかけは、(VRアニメーションは)とてもクールで、実際に作ってみて完成できるかどうか確かめたかったからです。(本作を制作できたことを)幸運に思います。多くの人は本作を気に入ってくれるでしょう。どのような反応が返ってくるか楽しみです。(中略)現在は、本作の2D版の制作に取り組んでいますが、本作の人気があるならば、DLCとして新たなエピソードを制作するつもりです。前回よりも早く作品を制作できるでしょう。

VRで楽しめる様々なアニメーション作品

「ASTEROIDS!」(Daydream、Gear VR対応)

「ASTEROIDS!」は今年1月に開催されたインディー映画祭、サンダンス映画祭にて発表された作品だ。

本作はBaobab Studiosが過去にリリースしたヒット作VRアニメ「INVASION!」の続編であり、二人のエイリアンをコミカルに描く内容となっている。ポップな作風と万人向けするファンタジー感に溢れる作品だ。

1作目である「INVASION!」では主人公は白いうさぎであり、サブキャラクターとして地球に侵略したエイリアンであるMacとCheezが登場するが、「ASTEROIDS!」ではこの二人のエイリアンが主人公となる。

前作の「INVASION!」が受動的にストーリーを鑑賞するコンテンツであったのに対して、「ASTEROIDS!」ではより視聴者とのインタラクティブ性を重視したコンテンツになるという。視聴者にコンテンツを楽しんでもらうだけでなく、コンテンツを通してキャラクターに思いやりを持ってもらうことが目的とのことだ。

参考:VRアニメーション「ASTEROIDS!」が12月にリリース予定、Google Daydreamで視聴可能

「So Let Us Melt」(Daydream対応)

「So Let Us Melt」は1,000万年後の遥か彼方の未来の地球を描くVRアニメーションで、「Custodian 98」というロボットが主人公だ。

Custodian 98には妹と弟がいて、新しい世界を建設する任務に就くという、SFとファンタジーを融合したようなストーリーが特徴だ。

「So Let Us Melt」の開発スタジオによると、本作は「インタラクションが可能なアニメーション映画」とのことで、ユーザーが作品の展開を操作することができる。視聴者がコントローラー操作によって作品の展開を操作できるようだ。

参考:視聴者がコンテンツを操作できるVRアニメーション「So Let Us Melt」が登場

「Manifest 99」(Rift、Vive、PSVR対応)

VRアニメーション「Manifest 99」では、視聴者はVRを通して作品の世界に没入できるだけでなく、視聴者自らがコンテンツを操作して物語を進めるというシステムが導入されている。

本作の舞台となるのは死後の世界で、プレイヤーは死後の世界を走る不思議な電車に乗り込んで、同乗する様々なキャラクターたちが終着地点までたどり着けるようにアシストするという、ミステリアスで幻想的な内容だ。

「Manifest 99」は、視聴者がコンテンツの進行を操作できる点が特徴だ。操作は視線を用いて行い、車内にいるそれぞれのキャラクターたちに視線を合わせると、それぞれのキャラクターたちの身体にプレイヤーが乗り移り、そこからキャラクターの主観視点の物語を体験するという仕組みだ。

参考:アドベンチャーゲーム要素を含んだVRアニメーション「Manifest 99」が登場

参照元:VRFocus Cartoon Short Morgan Lives In A Rocket House In VR Out Now For Oculus Rift & HTC Vive

daisuke


ライター兼翻訳家。2016年12月にプレイステーションVRを体験したことをきっかけにVRに関心を持つ。ARやドローン、AIなどの先端テクノロジー全般に興味があり、SF化する世の中にワクワクしています。

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