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マイクロソフトストアがMRヘッドセットを最大50%オフで提供

複数のメーカーが開発するMRヘッドセット

最大50%オフで販売されるMRヘッドセット

マイクロソフトのMRプラットフォームWindows Mixed Realityに対応するヘッドセットは、デバイスのカメラが捉えた映像とバーチャルオブジェクトを合成することでHoloLensのようなMR体験を作り出す。それだけでなく、SteamVRのゲームをプレイするためのVRヘッドセットとして使うことも可能だ。

HTC ViveやOculus Riftといった既存のVRヘッドセットとは異なる点もあるものの、マイクロソフトが実施しているセールを利用すれば約23,000円(200ドル)から購入できる価格の安さも魅力となっている。



MRヘッドセットは安い?

MRヘッドセットとノートパソコン

低価格もMRヘッドセットの魅力になる?

VRヘッドセットと並ぶ価格

販売予定価格が発表されたときにはVRヘッドセットと比較して安価な印象のあったMRヘッドセットだが、実際に各メーカー製のMRヘッドセットが発売されたのは2017年も末になってからだった。

2017年にはHTCやOculusもそれぞれのVRヘッドセットを値下げしており、発売時点でMRデバイスとVRのデバイス間に大きな価格差は生まれなかった。やや高価なHTC ViveよりはMRヘッドセットの方が安いが、Oculus RiftやPSVRとは価格帯の重なるライバルとなりそうだ。

MRとVRへの両対応

Windows MRに対応するヘッドセットには、MR専用に作られたアプリケーションとSteamVRのアプリケーションをどちらも動作させられるという特徴がある。HTC ViveやOculus Rift、あるいはPSVRでMRアプリを利用することはできないため、価格差がないならば将来的な対応コンテンツの多いMRの方が割安と考えることもできそうだ。

ただし、MRヘッドセットで全てのVRゲームが遊べるとは限らない。SteamVRのゲームでWindows MR対応を明記しているものはまだ限られており、MRヘッドセットでのプレイ時にバグが発生する作品もある。

今後MRヘッドセットのシェアが伸びれば対応するVRゲームも増えると思われるが、対応されない・対応が遅いタイトルも当然出てくるだろう。単純にMRヘッドセットがVRヘッドセットの上位互換と考えるべきではない。

200ドル~のセール価格

最大200ドルオフで提供される

AcerとDellのデバイスは既に品切れ状態だ

通常価格でもOculus Riftと同程度であり、利用を考えているコンテンツによっては十分安いと言えるMRヘッドセット。マイクロソフトストアでは1日限り(と思われる)セールの対象として5つのメーカーが開発したMRヘッドセットが選ばれており、最大200ドルの割引が適用されている。

Lenovo/Acer

最も安価なLenovoのデバイスは199ドルだ。通常価格399ドルの半額であり、日本円にして約2.3万円とかなりお得に手に入る。

AcerのMRヘッドセットは既に品切れ状態となっているが、価格設定はLenovoのものと同じく399ドルが199ドルとなっている。

HP/Dell

HPのヘッドセットは元の価格が449ドルで、LenovoやAcerに比べると少し高めとなっている。このデバイスにも200ドルの割引が適用され、約2.8万円(249ドル)で購入可能だ。

Dell Visorは品切れしてしまっているが、価格設定はHPと同じとなっている。

Samsung

Samsung Odysseyは通常価格が499ドルの最も高価なMRヘッドセットだ。この製品もセール対象だが、値引き額が50ドルと他メーカーよりも小さくなっている。

現在の価格は約5.1万円(449ドル)で、大きな値引きを受けている他メーカーと比べるとやや高価に感じられる。

過去のセールよりもお得

ブラックフライデーのMRヘッドセット

ブラックフライデーにもMRヘッドセットのセールが行われた

発売から日の浅いMRヘッドセットだが、ホリデーシーズンの発売ということもあってセールの対象となるのはこれが初めてではない。しかし、値下げ幅で言えば過去最大となりそうだ。

ブラックフライデーにも5つのMRヘッドセットがセール対象となっていたが、その割引額は50ドルから100ドルだった。今回揃って199ドルとなったLenovoとAcerのヘッドセットも299ドルと349ドルまでしか下がらなかったのだ。

最も高価なSamsung Odysseyがブラックフライデーと同じ価格であることを除けば、各メーカーとも今回のセールの方が安い。

MRヘッドセットを買うなら今

今回のセールで提示されている最低200ドルという価格は、MRヘッドセットの性能を考えれば破格と言えるだろう。ハイエンドVRヘッドセットに近い経験ができるデバイスが、その半額で手に入るのだ。

気になるのは対応コンテンツの少なさなので、評価を分けるのはそこになるのではないだろうか。今後MRヘッドセットに対応するコンテンツが増えると考えるなら、購入する価値はある。しかし、VRの影に隠れて対応コンテンツが増えないままという可能性もある。

市場の成長に期待してMRに投資するか、それとも現時点で対応するコンテンツの多いVRヘッドセットを選ぶか、悩ましいところだ。
 
参照元サイト:PC World
参照元サイト:Microsoft.com