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GoogleがMirage Solo用の新型VRコントローラーを発表!米国の開発者向けに公開

レノボは2018年5月、一体型VRヘッドセットのLenovo Mirage Soloを発売しました。

ヘッドセット単体のみで動作するMirage Soloは、6DoF(前後左右上下と回転)のトラッキングによってVR空間内を自由に動くことができます。

ですが、Mirage Soloのコントローラーは3DoF(前後左右上下)のみのトラッキングが可能で、コントローラーの位置をトラッキングすることはできませんでした。

しかし、今回Googleが新たに発表したMirage Solo用のコントローラーは6DoFに対応し、より自由度の高い動きが可能になります。

また、デバイス前面のカメラを使用した「シースルーモード」も新たに発表され、これによってMirage SoloをARデバイスとして使用することも可能になります。


GoogleがMirage Solo向けの新機能を発表!コントローラーもより高性能に!

現在発売されているMirage Soloにはコントローラーは1つのみが同梱されており、また既存のコントローラーは3DoFに対応しているため、コントローラーの動きのみがトラッキング可能となっています。

このため、Oculus RiftやHTC ViveなどのPC接続型デバイスのように、VR空間内でコントローラーの位置をトラッキングすることができません。

それによって、体験できるVR体験の質に制約がありました。

Googleの新型コントローラーよって自由な手の動きをVRで可能に!

ですが、こうしたコントローラーのトラッキング問題はグーグルが新たに発表したMirage Solo用のコントローラーによって解決しました。

今回グーグルが発表したMirage Solo用のコントローラーは6DoFに対応しており、VR空間で手を自由に動かすことができます。

新たに発表されたコントローラーは2つに増え、現在開発者向けに公開されています。

開発者キットにはコントローラー2本の他、トラッキング用のフェイスプレートも同梱されます。

また、新型コントローラーでは、Oculus RiftやHTC Viveのそれにあるようなトリガーや、カスタマイズ可能なグリップボタンも搭載されています。

既存のMirage Solo用コントローラーにあるタッチパッドやアプリ用のボタン、またVR空間内の位置を中央に戻すためのボタンも搭載されています。

「シースルーモード」を新たに搭載!Mirage SoloがARデバイスに!

また、今回発表された新機能に「シースルーモード」があります。

これはMirage Soloの前面にあるカメラを用いて、現実世界の様子をヘッドセットを装着したまま視認できるというものです。

このシースルーモードを使えば、たとえば現実世界の様子を確認したい時など、いちいちヘッドセットを取り外す必要がありません。

また、カメラから取り込んだ映像に3Dオブジェクトを重ね合わせて、Mirage SoloをARデバイスとして使用することも可能になります。

このシースルーモードには、グーグルの画像認識技術であるWorldSenseが使用されています。

グーグルの公式ブログでは、実際にMirage SoloをARデバイスとして使用して、卓球をプレイする様子が紹介されています。

ボールの位置やプレイヤーの動きなどに遅延は見られず、高いトラッキング精度を発揮している様子が伺えます。



AndroidアプリをVRで操作可能に?

また、新たに発表された機能の一つに、AndroidアプリをVRで起動できるというものがあります。

これまではスマホの小さい画面でしか操作できなかったアプリが、VR空間内の巨大スクリーン上で操作できるというものです。

AndroidアプリがVRに対応することで、開発者は既存のAndroidアプリにVR機能を新たに追加することができます。

ブログによるとアプリへのVR機能の追加はスムーズに行えるとのことで、VR機能の実装のためにアプリを一から作り直さなくても済む、とのことです。

スマホゲーム「ミニメトロ」をVRでプレイする様子

米国在住の開発者向けに公開

今回発表されたMirage Solo用の新機能は、コントローラーを始めとして様々な新機能が追加されました。

ですが、これらはあくまで実験的なものとしての位置づけで、エンドユーザー向けに発売されるかは現在不明です。

また、開発者キットは現在米国内のユーザー向けに公開を行っており、コチラのフォームから受付を行っています。

Lenovo Mirage Soloについて

「Lenovo Mirage Solo with Daydream」は全ての機能がヘッドセット本体に一体化されているので、スマートフォンやPCなどの外部デバイスを接続する必要がありません。デバイス単体のみでVRコンテンツを楽しむことができます。

また、一体型VRデバイスなのでヘッドセットをケーブル接続する必要がありません。このため、身体の向きを変えながらVRコンテンツをプレイしても、ケーブルが足や腰に絡まって没入感を阻害される心配もありません。

Mirage SoloはグーグルのVRプラットフォーム「Dayream」に対応しており、Daydream用のシューティングやレースなどのVRゲームから、YouTube、Netflixなどの動画アプリまで、様々なコンテンツを楽しむことができます。

まとめ

Oculus Goに比べて、ヘッドセットが6DoFに対応しているという点ではMirage Soloがスペック的に若干優れていますが、Daydreamコンテンツの数がそれほど多くないため、現在のところ限られたユーザー向けのデバイスになっています。

ですが、コントローラーの充実やARデバイスとしても使えることによって、Mirage SoloやDaydream用コンテンツの普及にもつながるかもしれません。現在は開発者のみへの提供となっていますが、今後一般ユーザー向けにも発売される可能性もあります。今後に注目ですね。

【参考サイト】
VRFocus
VRScout









 


フリーランスの翻訳ライター。XR、VTuber、人工知能を専門に各種メディアに寄稿しています。 Twitter: https://twitter.com/dsiwmr

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