バーチャルキャラと触れ合える日も近い?空中ディスプレイシステムの360度投影機構を製作!

株式会社アシストは、4月17日、ASKA3Dを用いた空中結像/空中ディスプレイシステム 「Floating Image Hyper Vision(R)」の360度投影機構を製作したことを発表し、デモ動画を公開しました。
また、アシストによると、今回の発表をきっかけに表現方法が広がり、空中ディスプレイ市場が成長することを願い、投影機構の公開やコンテンツ制作のサポートも行うとのことです。
「Floating Image Hyper Vision(R)」とは?
「Floating Image Hyper Vision(R)」とは、ASKA3D(空中結像プレート)を利用して何もない空中に映像を表示できる空中ディスプレイシステムです。
ASKA3Dは、アスカネット社が開発した特殊な構造のガラスパネルで、光線を大きく曲げることによって、ハーフミラータイプと似た感じで空中に像を映し出すことができます。
これまでの空中ディスプレイシステムでは主に正面向きで使用されることが多いのですが、今回アシストが製作した360度投影機構を使うことで、360度どの方向からでも空中映像を見られるようになりました。
360度投影の空中ディスプレイによって何ができる?
今回製作された360度投影機構を空中ディスプレイシステム「Floating Image Hyper Vision(R)」で使うことによって、スターウォーズ エピソード4にてR2D2が投影したレイア姫のメッセージのような、様々なSF映画の名シーン、ワンシーンを現実世界で表現できるようになります。
また、ハーフミラータイプと違い空中に映し出される映像は手前側に来るので、モーションセンサーを付けてコンテンツと連動させることもできるようになります。
例えば、Vtuberなどのアバターやキャラクターを空中に映し出して、握手をするなどのコミュニケーションをとることもできます。
実際、株式会社アシストは、過去にバーチャルキャラクターと触れ合えるシステムとして「Floating Image Hyper Vision(R)」を紹介しています。
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株式会社アシスト 概要
会社名:株式会社アシスト
所在地:〒144-0034 東京都大田区西糀谷4-16-7
創業:1989年5月1日
主な事業内容:映像制作、技術開発、ラインスタンプ販売など
WEB:株式会社アシスト公式サイト
まとめ
アシストが開発した空中ディスプレイ「Floating Image Hyper Vision(R)」がさらなる進化を遂げました。
360度投影機構がついたことによってどの方向からも映像を見ることができるようになり、映像表現の幅が大きく広がりました。
モーションセンサーを使えば空中に投影されたオブジェクトに触って影響を与えることもできるようになります。
例えば、空中に表示されたキーボードをタイプして文字を入力したり、バーチャルキャラクターと双方向的にコンタクトすることもできます。
ますます、アニメや映画で見た光景が実現する日が近いと実感できますね。
ソース:「Floating Image Hyper Vision(R)」の360度投影機構製作[Value Press!]

筋トレとVRを愛するライター。VRでマッスルを実現できないか現在思案中。