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BIMデータを活用しAR・VRコンテンツ制作を行うサービスが誕生

株式会社キャドセンターは2019年7月31日(水)、BIMデータを3DCGに変換し、AR・VR等のコンテンツとして提供するサービスを開始することを発表しました。


建築業界で普及するBIMデータの活用

BIMとは、Building Information Modelingの略称で、コンピューター上に現実と同じ建物の立体モデル(BIMモデル)を再現することができます。

また3Dモデルを再現するだけでなく、建材パーツの素材やコスト、管理情報などの属性データを組み込むことができ、建築の設計、施工から維持管理までのあらゆる工程で情報活用していくための仕組みです。

建築における設計や施工といった領域では、BIMデータの普及が進んでおり、業務効率化の観点からも大きな注目を集めています。

キャドセンター社は、これまでも2DCADデータから3DCGを作成する業務を行っており、その不動産領域におけるデジタルコンテンツ制作の知見を生かし、設計用BIMデータを変換し、AR・VR等のコンテンツに必要な3DCGの制作を効率化するフローを確立しました。

BIMデータ活用サービスとは?

BIMデータは、設計や施工の現場に限らず幅広い領域での活用が期待されています。

本サービスでは、BIMデータの変換を効率的に行い、ワンソース・マルチユースでのコンテンツ展開を可能にしています。

リアルタイムレンダリングに対応することでAR・VR等のコンテンツ制作に活用できるほか、配信機能を活用してブラウザ経由での操作も可能にしました。

同時に複数でのアクセスが可能で、設計検討に活用したり、マンションやオフィスビル等の販売プロモーションツールとして、制作する物件パースのアングル検討等にも利用可能です。



「Unreal Engine」によるリアルな表現力

BIMデータ活用サービスは、エピック・ゲームズ・ジャパン社の協力により同社が提供するゲームエンジン「Unreal Engine」を使用しています。

「Unreal Engine」は、不動産プロモーションで重要視されるフォトリアルなエクスペリエンスにおいて、それを実現するための必要不可欠な存在です。

「Unreal Engine」のもつ表現力が、建築空間の直感的な把握・認識をもたらし、入居後の利用イメージ・生活イメージを生き生きとした躍動感のあるコンテンツとして実現することをサポートしています。

また、本リリースに際し、エピック・ゲームズ社 AEC ストラテジー マネージャー Kenneth Pimentel氏より以下のコメントが寄せられています。

エピック・ゲームズは、キャドセンターと協力することによって「Unreal Engine」の能力をフル活用できることを嬉しく思います。

この取り組みは、BIMデータをリアルタイムにビジュアル化する際の複雑な問題を解決するものとなります。

キャドセンターのようなBIM業界におけるリーディングカンパニーと連携できることは、素晴らしいことです。

将来に対するビジョンを共有することで、複雑な問題への解決に向かって大きな前進となることでしょう。

引用元:ニュースリリース

まとめ

BIMデータを活用するものとして、3D CAD、BIMデータを自動でAR・MRに変換する「mixpace」について、過去に報じています。

「mixpace」は、3D CADやBIMで作成したデータをAR・MR対応デバイスで確認できるモデルに変換する、製造業・建設業向け可視化ソリューションで、建設のシミュレーション、施工、保守などのシーンで、実規模や実物大模型としての活用を想定していますが、本「BIMデータ活用サービス」では、建設業界に限らず、エンターテイメントなど幅広い業種での活用が期待できますね。

ソース:BIMデータ活用サービスに関するプレスリリース[PR TIMES]









VRInside編集部


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