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外国人材介護教育VRサービス「CareVR」がアジア初ミャンマー政府認定送り出し機関で導入決定!

株式会社ジョリーグッドは、提供する外国人材介護教育VRサービス「CareVR」がアジアで初めてミャンマー政府認定送り出し機関のミャンマー・ユニティで2020年3月より導入されることを発表しました。


「CareVR」とは

「CareVR」は、外国人労働者に向けて開発された、日本式介護をVRで学習できる教育VRサービスです。

実際の日本の現場でのリアルな介護の流れを、360度の介護士視点で体験することができるため、技術習得を効率化でき、より一層充実した教育を行うことが可能になります。

また、事前に日本でのリアルな介護現場を体験することで、就業後の早期退職の防止や日本文化へのスムーズな順応が期待できます。

2019年に開催された第16回日本eラーニング大賞にてグランプリを受賞した、介護研修VRサービス「ケアブル」を外国人労働者向けに再構成して開発されたもので、日本が世界に誇る介護スキルを施設での就業前にVRによって繰り返しトレーニングすることができ、理解の促進や人材価値の向上に期待されています。

対象:国内外の教育機関、日本語学校、送り出し機関、国内の外国人労働者受け入れ施設など

価格:月額15万円〜

サービスサイトCareVR

コンテンツ内容

CareVRでは、

・テキストでは理解しにくい暗黙知などの「コミュニケーション」

・入浴や食事などの「介助技術」

・自立支援介護とやりすぎ介護の違い

など、「日本式介護概念」の3つのジャンルがあり、約30本以上のコンテンツが用意されています。

▲左から「コミュニケーション」「介助技術」「日本式介護概念」

導入のメリット

1.本人視点で現場体験ができる

2.短い時間で理解・習得ができる

3.利用者の目線や気持ちがわかる

4.気づく力を育成できる

5.質の高い教育を幅広く提供できる

CareVRを活用することで、

・学習スピードの向上

・質の高い教育

の実現が期待できます。

外国人労働者受け入れの課題

厚生労働省の発表によると、近年、日本で働く外国人の数はこの5年で倍増し、2018年10月時点で146万人を超えており、労働災害により死傷した外国人は2847人で7年連続増加しているといいます。

その主な要因の一つに、外国人労働者の育成に携わる指導者の多くが、“言語や文化の違いによりコミュニケーションが困難であること”を挙げています。

これまでの外国人労働者の現地教育は、講師が言語ベースで技能の流れを教えているため、日本のリアルな介護現場をイメージするのが難しく、技能の習得までには多大な時間を要すことが課題となっていました。



ミャンマー人生徒に介護教育VR授業を実施

2020年1月15日、ミャンマーのヤンゴン市にあるミャンマー・ユニティの介護教育施設にて、約30名のミャンマー人の生徒に対してVR授業が行われました。

授業では以下、アンケートが実施されました。

現地では、実際の日本の介護施設の現場をイメージすることは難しく、指導する教員からも「言葉で伝える限界を感じる」という声がある中、VR授業を受けた生徒の78%以上が「実際の現場をイメージできる」と回答しています。

言葉だけでは伝えることのできないリアルな現場体験から、教員の負担を軽減し、より高い学習効果が期待できることがわかっています。

また、同じく言葉からイメージするのが難しい技術の流れについて55%の生徒が「技術の流れがわかりやすい」と回答しています。

外国人材の教育機関では、座学が中心のため知識は得やすいが全体の流れの習得には課題がありました。

VRでの体験学習を、座学と実習の間で取り入れることにより、効率の良い技術の習得が可能となっています。

受講者のコメント

「実際に利用者さんに、介助をしているような感覚になりました。」

「VRの方が覚えやすい。簡単に学習できると思います。」

「VRの方が早くマスターできるので、身に付くことが増えると思います。」

引用元:プレスリリース

担当者のコメント

■ ミャンマー・ユニティ 介護教育部マネージャー 奥野麻有子 氏

「これまでは利用者役と介護士役とで練習をしていましたが、利用者さんのことがあまりわからないので上手くできないことがありました。

VRなら利用者さんの目線で見え方などが良く分かります。

また、介護は利用者さん1人だけを介護するのではなく、複数の利用者さんを同時に見ないといけないので、気づく力の育成にも使えると思います。」

■ ミャンマー・ユニティ 最高顧問 北中彰 氏

「これから生徒がどんどん増えてくると、今まで行っていたような質の高い教育を維持することが困難になってくる可能性があります。

また、日本に来てから特に異性の介護に関して抵抗を示す方が多く、異性の介護に慣れる場がない。

それらをどう解決するかというと、もうVRしかないんじゃないかと思いました。

介護以外でも外国人材には外食や宿泊という分野がありますが、あたかも現場にいるかのような教育が実現できるVRは、様々な業種の職業訓練において非常に有効だと思っています。」

引用元:プレスリリース

まとめ

「CareVR」は、教師の負担軽減と、受講者のわかりやすさや習熟速度の向上、学習期間の短縮など、外国人労働者教育の高速化が実現されると同時に高い学習効果が実証されています。

言語に頼らずともリアルな現場と技能の流れを、短い時間で理解・習得することのできる外国人向け教育VRサービスが、介護業界の人材不足解決のため大いに役立っていくことでしょう。

ソース:「CareVR」に関するプレスリリース[PR Times]








VRInside編集部


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