AIとXRを活用したバーチャルキャラパフォーマンスシステム「BanaDIVE AX」が登場!
2020/06/29 18:00

『エンターテインメントの新しい価値を創出』をビジョンに掲げる株式会社バンダイナムコ研究所は2020年6月26日(金)、ゲームAIとXR技術を活用したインタラクティブバーチャルパフォーマンスシステム 「BanaDIVE AX」の開発を発表しました。
「BanaDIVE AX」とは
「BanaDIVE AX」は、バンダイナムコ研究所が開発したインタラクティブバーチャルパフォーマンスシステムで、札幌に本社を構えるゲーム開発会社・スマイルブームが開発協力をしています。
「BanaDIVE AX」は、ゲームAI(人工知能)が3Dキャラクターのモーションやライブ空間の演出を連動させて行うもので、バーチャルキャラクターのライブをサポートします。
ゲームAIにはあらかじめ楽曲がアナライズされており、
・楽曲を違和感なく繋ぐ
・楽曲のテンポをコントロールする
・オーディエンスを盛り上る
などの、いわゆる"DJパフォーマンス"が組み込まれています。
投票による選曲や曲に合わせた演出も可能
また「BanaDIVE AX」には、
・リアルタイム投票による楽曲選曲
・楽曲と連動したビジュアル演出
・AR視聴演出
などの、インタラクティブなエンターテインメント要素も組み込まれており、会場だけでなく遠く離れた場所にいるオーディエンスでも、DJと一体になった臨場感あふれるライブパフォーマンスを体感することができます。
「BanaDIVE AX」は今後、バンダイナムコグループが主催するライブイベントをはじめとした、キャラクターや音楽関係者とのコラボレーションが計画されており、同時に深層学習ベースのAIとの連携や、世界中のオーディエンスを盛り上げる仕組みなど、未来のエンターテインメントに向けての研究開発が続けられていくということです。
<ゲームAIとは>
ゲームAIは、ゲームキャラクターのインタラクティブな行動をロジック化したもので、ビデオゲーム「パックマン」におけるモンスターの行動AIや、格闘ゲーム「鉄拳」のCOMプレイヤーの行動制御など、多くのゲームに使われる技術です。
まとめ
バンダイナムコ研究所が今回、インタラクティブ・バーチャルキャラクター・パフォーマンスシステム「BanaDIVE AX」を開発しました。
このシステムは"ゲームAI"と"xR技術"を活用したもので、人工知能が組み込まれた曲に合わせて3Dキャラクターを動かしたり、ライブ演出を変えたりしてくれます。
さらには「リアルタイム投票」による選曲なども可能で、観客が遠く離れた場所にいても、オンラインでDJと一体化した臨場感のあるライブが体感できます。
このシステムが実用化されれば、会場に集まらなくとも、ライブハウスで行われるような臨場感のあるライブが楽しめますね。
「ウィズ コロナ」と言われつつあるこれからの時代、オンラインでライブをやるのが当たり前になるかもしれません。
ソース:「BanaDIVE AX」プレスリリース[PR TIMES]

VR・AR・MRからVTuberまでXRに関連して最新情報を配信します。