まもなく正式リリースの『Raw Data』はPSVRに対応&PvPモード追加の予定 | VR Inside

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まもなく正式リリースの『Raw Data』はPSVRに対応&PvPモード追加の予定

Surviosの人気VRゲーム『Raw Data』が9月にPSVRに対応し、早期アクセス版を終了する予定だ。大型アップデートでは、以前から熱い要望が出ているという対人戦モードも追加される。対応プラットフォームの広がりと新しいモードの追加で、さらに人気が増すことになりそうだ。

Raw Data

Surviosの人気VRタイトル『Raw Data』。VRゲームで最も売れている作品として名前の挙げられるRaw Dataはまだ早期アクセス扱いだが、ついに正式リリースされる。

早期アクセス版として最後となるメジャーアップデートには、以前からユーザの要望が多いPvP(対人戦)モードの追加やPSVRのサポートを含む複数の要素が含まれている。

9月にはPSVRでもこの人気タイトルをプレイできるようになるというニュースが出るだろう。

Raw Dataのあゆみ

100万ドルのタイトル

Raw dataは早期アクセス版としてHTC Vive用にリリースされた。同時期のVRゲームとしては高めの39.99ドル(4,400円、ただし発売直後は20%の割引あり)の値札が付けられた早期アクセス作品にもかかわらず、Steamにおけるベストセラーリストに長期に渡って名前が掲載されることになった。

その人気は、発売された最初の1ヶ月で100万ドル(1億円)を売り上げてしまったほどだ。発売以前からデモ映像や各メディアのレビューで注目されていた作品ではあるが、これほどの人気となったのはVR用ゲームとして完成度の高い作品だったからである。

新しい移動システム

上の動画は、ちょうど一年前のE3 2016時に公開されたRaw Dataのゲームプレイの様子だ。アップデートを重ねた現在のRaw Dataと比べてしまうとまだ要素は少ないが、それでも人気作品になるだけの素質を備えていることが分かる。

最近ではVRにおける酔いに対抗する方法も洗練され、様々なアイデアやテクニックが利用されるようになっている。VR空間で行動することに慣れたユーザが増えていることもあり、自由にアナログスティックでキャラクターを移動させられる一人称視点の作品もある。

だが、当時はまだプレイヤーが移動できないか、テレポートで移動する作品が多かった。そんな中、Raw Dataはスプリントによる移動が採用されている。

キャラクターはプレイヤーが指示した場所に高速で移動するのだが、その間も画面が表示されているのでテレポートのように連続性が失われることはない。画面がぼやける効果を使うことで酔いの予防にも配慮されている。

プレイヤーに移動の自由を与えて戦略性を高めつつ、VRによる酔いへの対処も考えられた移動システムだ。

クロスプラットフォームへの対応

HTC Vive専用のタイトルとして登場したRaw Dataだが、後にOculus RiftとTouchでのプレイにも対応した。しかも、単なるマルチプラットフォームではなくクロスプラットフォームでの対応だ。

ViveのゲームをRiftでも遊べるように移植しただけでなく、両プラットフォームのユーザが入り乱れて遊べるように調整が行われた。これにより、さらに売上は伸びたはずだ。

 

初期にはゲームのクラッシュのように致命的なものを含むバグがあったが、早期アクセス期間中に繰り返し行われたアップデートによって改善が進んでいる。また、ユーザのフィードバックを受けてバランスの調整が積極的に行われているのもこの作品の特徴だ。

キャラクターの追加やステージの追加は継続的に行われているが、今年の夏には早期アクセス段階で最後となる大型アップデートが予定されている。

アップデート0.7

先の大型アップデート(アップデート0.6)では、Oculus Riftへの対応に加えてクロスプラットフォームでのオンラインプレイが可能となった。次の大型アップデートの目玉は、PvPモードの実装だ。

PvPモード

友人と協力して敵の攻撃を凌ぐVRゲームでのCo-op体験は非常に盛り上がる。だが、対人戦には生身の人間が操作するキャラクターと戦えるという魅力がある。

他のプレイヤーが操作するキャラクターにはコンピュータが操るキャラクターにはない狡猾さがあり、人間同士だからこそ相手の動きを読むことも必要だ。FPSやレースからストラテジーまで、対人戦での勝利を目指すゲーマーは多い。

SurviosのゲームデザインディレクターであるMike McTyreによれば、プレイヤーたちは最初期のデモバージョン時点からRaw DataでのPvPを楽しみにしているという。

新しいデスマッチモードが追加されれば、世界中のプレイヤーが生き残りを賭けて戦うことになる。1対1の戦闘だけでなく、最大10人での混戦が楽しめるようだ。

新キャラクター

新しいモードだけでなく、キャラクターも追加が予定されている。

Elder the Rogue Hunterは遠距離からの戦いを得意とするキャラクターだ。ホーミングする矢や敵を惹き付けるホログラムのデコイといった装備をしているので、PvPでは背後からの矢に注意しなければならないだろう。

PSVRへの対応

今年の9月、ついにRaw Dataは早期アクセスではなく正式なリリースを迎える。HTC ViveとOculus Riftだけでなく、PSVRのサポートも追加される予定だ。

既に十分人気のあるRaw Dataだが、ユーザの多いPSVRに対応することでさらにプレイヤーは増えるだろう。PSVR版PC版の間でクロスプラットフォームが可能かどうかについてはアナウンスされていない。

 

このアップデートにより、正式リリースとなるRaw Data。もっとも、これで完成というわけではない。

チームは今後もアップデートを続けるとしており、ユーザの声に応える姿勢は継続されるとみられる。開発中の新作『Sprint Vector』だけでなく、Raw Dataも今後の情報が待ち遠しいタイトルである。

 

参照元サイト名:Survios
URL:https://survios.com/rawdata/news/state-of-raw-data-part-2/

参照元サイト名:Upload VR
URL:https://uploadvr.com/raw-data-pvp-beta/

ohiwa


ライター兼システムエンジニア。VR・ARには、「SFっぽい!」というシンプルな理由で興味を持つ。仕事以外ではボードゲームやTRPGで遊び、本を読んで花を育てるアナログ人間。万年筆と着物・和菓子が好き。

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