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『Rec Room』PSVR版リリースへ向けて限定ベータテストが実施される

2017/10/27 09:59

Rec Room
Rec Room

HTC Vive・Oculus Rift対応のPC版が人気のRec Room

Against Gravityの開発した『Rec Room』は、HTC ViveとOculus RiftというメジャーなVRヘッドセットに対応するPC版が人気のVRゲーム(VRコミュニケーションアプリ)だ。

比較的低いスペックのパソコンでも利用できる(PC用VRヘッドセットの動作要件を満たすパソコンであれば十分動く)ことや、早期アクセス中で価格が無料なこともあって非常に多くのユーザが利用するVRアプリとなっている。

このRec Roomが現在PSVRへの対応に向けて限定ベータテストを行っているという。現在は、北米や南米のごく限られたPSVRユーザを対象にしたベータテストが行われているようだ。

Rec Room

Rec Room

Rec Roomには様々なゲームモードが存在する

人気VRゲーム

Rec Roomは、SteamOculus Storeで配信されているVRゲームだ。

単に無料でダウンロードできるゲームだから人気があるというだけではなく、ユーザからの評価も高い。Steamレビューの評価を見ると、1,769件のうち97%がおすすめとしている。

評価の高い作品だけにプレイヤーも多い。SteamCharts.comのデータによれば最大で293人が同時にプレイしていたことがあるという。

午前11時の執筆時点でも100人以上がログインしており、グラフで見ると日本時間の午後9時から午前中にかけては同時接続数が100を超えていることが多いようだ。少し人が減る午後から夕方でも60人程度がログインしている。

一見するとあまりプレイヤーが多くないように見えるが、VRゲームとしては最上位に入る数字だ。最近の同時接続者数では『Raw Data』などと並んでおり、他のプレイヤーが誰もログインしていなくてゲームにならないということは少ないだろう。

無料ゲーム

そうは言っても、無料でプレイできることがプレイヤーの多さに繋がっていることは事実だろう。

Rec Roomは現在早期アクセス中だが、早期アクセスが終了して正式版となっても無料でプレイすることができる計画のようだ。VRマーケットの成長に応じて方針を変更することがあるとはしつつも、現時点ではゲーム本体を有料にする代わりにプレミアム機能を用意する計画となっているらしい。

プレミアム登録者のみが利用できる機能の追加や、有料のアバターカスタマイズ用アイテムなどが考えられている。

PSVRへの対応

PSVR

10月14日に新型が発売されたPSVR

対応時期

このRec RoomはこれまでPCベースのVRヘッドセットを所有していないとプレイできないVRゲームだったが、Against Gravityは先月同タイトルをPSVRへ対応させる計画について発表した。その発表によれば、今年中にPSVRでRec Roomを利用できるようになるという。

現在PSVRでのベータテストが実施中だが、このテストは誰でも参加できるオープンベータテストではなく、限られたユーザのみが参加できるものだ。おそらくはサーバの設置やコミュニケーションに用いる言語の関係で、北米や南米のPSVRユーザのみがその対象となっているらしい。

近く異なる地域からもテスターの申し込みを受け付けるようになるか、あるいはオープンベータに移行するかもしれない。

アップデートの内容

PC版のRec RoomではHTC ViveとOculus Riftのユーザが一緒にクロスプラットフォームで遊べるが、現時点ではPSVRのみ孤立した状態になっているらしい。

このアップデートの目玉はPSVRへの対応だが、それ以外のアップデートも含まれている。

このアップデートには、新規ユーザにジェスチャー(フレンド登録やユーザのミュート・通報)やアプリ内で禁止されている行為を教えるためのチュートリアル、ゲームバランスの調整などが含まれているという。これまではいきなりVR空間に投げ出されていたが、チュートリアルの追加によってジェスチャーを理解するユーザの数が増えるはずだ。

このアップデートでPSVR環境で不具合が起きないことが確認されれば、PSVRのテスターも含めたクロスプラットフォームのテストが始まるのではないだろうか。

VRにおけるソーシャルプラットフォーム

クロスプラットフォームでのマルチプレイに対応するVRゲームは複数あるが、ゲーム性だけではなくアプリ内での交流を重視したソーシャルプラットフォームでPCとPSVRの双方に対応できるものは貴重だ。Facebookの『Spaces』はOculus Riftでしか利用できないし、『Sansar』はクリエイター向けで一般のユーザにはハードルが高い。

ユーザ数の多いPSVRに対応することで、ますますこの分野におけるRec Roomの存在感が強まることになりそうだ。

 

参照元サイト:Steam
参照元サイト:VR Focus


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