Galaxy S8/S8 PlusとLG製次期フラッグシップ・スマホがDaydream Readyスマホに | VR Inside

VR Inside

VR/AR/MRの未来を創るビジネスニュースメディア

Galaxy S8/S8 PlusとLG製次期フラッグシップ・スマホがDaydream Readyスマホに

2017/05/18 13:36

Googleが主催する開発者会議「Google I/O」において、SamsungとLGのスマホがDaydreamに対応することが発表された。その結果、2017年5月時点で合計12機種のスマホがDaydream Readyになる。

Googleは、2017年5月17日から開催している開発者会議「Google I/O 2017」において、SamsungとLGがDaydream Readyスマホをリリースすることを発表した。

20170518_s8_1

新たに加わるDaydream Readyスマホ

同イベントの発表によると、SamsungとLGからDaydream Readyスマホがリリースされる。

Samsungは、すでにリリースしている同社の「Galaxy S8」と「Galaxy S8 Plus」を今年夏に予定しているアップデートによって、Daydreamに対応する。

また、LGは同社の次期フラッグシップ・スマホをDaydream readyスマホとし、2017年内にはリリース予定、とのこと。もっとも、同スマホに関しては詳細が明らかになっていない。

2017年5月における各メーカーのDaydream対応状況

SamsungとLGからDaydreamスマホがリリースされる結果、各メーカーのDaydream対応状況をまとめると以下の表のようになる。

メーカー名 Daydream対応状況
Asus DaydreamとTangoの両方をサポートしたスマホ「ZenFone AR」を2017年夏にリリース
Alcatel 2017年上半期にDaydream Readyスマホをリリースすると発言していたが、現在まで続報がない。モバイル型VRヘッドセット「Idol 4S」をリリースしており、オールインワン型VRヘッドセット(Android OSを採用したVRヘッドセットのことか)をリリースすると発表しているが、リリース時期は未定。
HTC Google初のDaydream Readyスマホ「Pixel」の製造を行っている。2017年内にスタンドアローン型Daydreamスマホをリリース
Huawei Daydream Readyスマホ「Mate 9」と「Porsche Design Mate 9」(ポルシェデザインとのコラボ・スマホ)をリリース。同社製造のDaydream Viewも発表されているが、リリースリリースは不明。
Lenovo Daydreamが発表された当初のパートナーではないものも、Daydream Readyスマホ「Moto Z」「Moto Z Droid」「Moto Z Force Droid」をリリース。2017年内にスタンドアローン型Daydreamスマホをリリース。
LG 2017年内にリリースされる次期フラッグシップ・スマホがDaydreamに対応。
Samsung Galaxy S8およびS8 Plusが2017年夏予定のアップデートによりDaydreamに対応。
Xiaomi 2017年4月、同社最新スマホ「Mi 6」をリリース。同スマホに対応したDaydream Viewに似たVRヘッドセットをリリースすると発表していたが、今のところ続報はない。
ZTC 「Axon 7」をアップデートによりDaydream Readyスマホとした。

2017年5月時点でのDaydream Readyスマホは対応/リリース予定の機種も含めると、「Pixel」「Pixel XL」「ZenFone AR」「Mate 9」「Porsche Design Mate 9」「Moto Z」「Moto Z Droid」「Moto Z Force Droid」「Axon 7」「Galaxy s8」「Galaxy S8 Plus」「LG製次期フラッグシップ・スマホ(名称不明)」の12機種である。

さらに、HTCとLenovoからDaydream対応スタンドアローン型VRヘッドセット(おそらく各メーカー1モデルずつ)が2017年内にリリースされる予定だ。

対応デバイス数だけに注目すると、DaydreamはVR市場最大勢力となる。しかしながら、Daydreamアプリ数に着目すると150程度とまだ少ない。ちなみに、Gear VRアプリ数は約770であり、大差をつけられている。

GalaxyシリーズがDaydream Readyになる意義

SansumgのGalaxyシリーズと同シリーズのスマホに対応したVRヘッドセットGear VRは、一般にはDaydreamのライバルと見なされている。そう見なされるのは、どちらのプラットフォームも、スマホを使いながらリッチVR体験ができる「ミドルクラス」のモバイル型VRヘッドセットのプロダクト・カテゴリーに属しているからである。

ライバル関係にあるGalaxyスマホがdaydreamに対応することは、同一のVRカテゴリー市場において、SamsungとGoogleがwin-winの関係を築くことを意味するだろう。

Googleにとっては、Galaxyという世界的な販売台数を誇るスマホ・シリーズがDaydream対応することは、単純にDaydreamの潜在的ユーザーの増加を意味する。

また、Samsungにとっても、GalaxyシリーズをGear VRとDaydreamの両方に対応した唯一無二の存在にすることができる。

そして、SamsungのDaydream対応でもっとも恩恵を得るのは、言うまでもなくモバイル型VRヘッドセットユーザーである。

まとめると、Daydreamは今回の「Google I/O」での多くの発表によって、VR市場での存在感を増したことは間違いない。だが、まだ残された課題がある。それは「いつ日本に上陸するか」である。この宿題に関しては、続報を待とう。

SamsungとLGがDaydream Readyスマホをリリースすることを報じたRoadtoVRの記事
http://www.roadtovr.com/google-bringing-daydream-compatibility-samsung-galaxy-s8-lgs-next-flagship-phone/

吉本幸記


千葉県在住のフリーライター。ITエンジニアとしてスマホアプリの開発等に携わった後、 フリーライターとして独立。VRをはじめとした最新テクノロジーがもつ社会変革の可能 性に注目している。 http://resume21century.blog.fc2.com

最新ニュースを読む