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Skyrim VR、アメリカとEUのPS Store11月月間売上ランキングで1位を獲得

PSVRタイトル「The Elder Scrolls V: Skyrim VR」のリリースは、オープンワールド形式のアクションRPGの名作がPSVRに移植されるとあって、リリース以前から非常に注目されていた。そして、アメリカとEUでは日本より一足早く11月に同タイトルがリリースされた。同タイトルの反響は予想通り大きく、PS Storeの11月月間売上ランキングで1位を獲得することとなった。その一方で、日本では絶大な人気を誇るあの有名シリーズのPSVRタイトルはスタートでつまづくこととなった。

skyrim VRのイメージ画像

有名シリーズが明暗を分ける結果に

US版PlaySationブログ記事EU版PlaySationブログ記事でそれぞれ発表された各市場のPS Store11月月間売上ランキングは、以下の通りである。

売上ランキング アメリカ EU
1位 The Elder Scrolls V: Skyrim VR The Elder Scrolls V: Skyrim VR
2位 Job Simulator Batman: Arkham VR
3位 Superhot VR PlayStation VR Worlds
4位 PlayStation VR Worlds I Expect You To Die
5位 NBA 2KVR Experience Job Simulator
6位 DreamWorks Voltron VR Chronicle Carnival Games VR
7位 Doom VFR Sports Bar VR
8位 Carnival Games VR Battlezone
9位 Monster of the Deep: Final Fantasy XV Superhot VR
10位 Batman: Arkham VR The Brookhaven Experiment

アメリカとEUのランキングを並べてみると、トップ10にランキングしたゲームのうち6タイトルが共通していることから、両市場のゲームの嗜好は大きく異なっていないことがわかる。

特筆すべきは、アメリカ市場におけるランキングで2017年12月1日にリリースされた「DOOM VFR」が7位を獲得していることだ。同ランキングの正確な集計期間は不明だが、同タイトルはほんの数日で月間ランキングにチャートインするほどの売上を記録したことになる。

その一方で、人気RPGシリーズであるファイナル・ファンタジーのPSVRタイトル「Monster of the Deep: Final Fantasy XV」は、アメリカ市場で「DOOM VFR」の後塵を拝する9位、EU市場に至ってはトップ10にチャートインしないという厳しいスタートとなった。

「The Elder Scrolls V: Skyrim VR」とは

「The Elder Scrolls V: Skyrim VR」とは、2011年発売の同名タイトルをVR対応したもので、オープンワールド形式でファンタジーの世界を冒険でき、高すぎるほどの自由度を大きな特徴としている。

勇者になるも、盗みを働くもよし。脱獄も結婚も可能。採取してきた鉱物から精錬したインゴットや動物の革等から自分で装備品を作成したり、料理を作ったりすることもできる。

プレイヤーの選択や行動、ゲーム内での友好関係などが人工知能システムによって評価され、その評価をもとにNPCの態度や行動が変化しクエストが発生する。

オリジナル版の広大なオープンワールド世界を、操作感やUIの最適化はあれど、ほぼそのままでVRの没入感で体験できるという。PSVRでの操作方法は、両手のMoveを左右の手に見立て、敵に対し剣を振ったり魔法を放つ。移動方法はMoveを使う場合はVR酔いが起こりづらいとされているワープ形式をとっている。

同タイトルは、まさにファンタジーの世界に「没入」するために作られたと言っても過言ではない。

「Monster of the Deep: Final Fantasy XV」とは

「MONSTER OF THE DEEP: FINAL FANTASY XV」は、『ファイナルファンタジーXV』の世界で白熱のフィッシングアクションが楽しめるVRゲーム。

プレイヤーは自らの分身であるアバターを作り、FFXV世界で生きる「ハンター」となって、おなじみのキャラクターたちとコミュニケーションを取りながら、釣りを楽しみ、また野獣を討伐していくという内容。

『FFXV』でも登場した100種類を超える種類の魚が登場し、本格的なフィッシングが体験できることが可能だ。

ストーリーモードでは、各ステージでのフィッシングだけでなく、シガイ化した怪魚とのボス戦などアクション要素も展開。また、フリーフィッシングモードでは「FFXV」の美しく雄大な世界でゆったりと自由にフィッシングを楽しむことができる。

以上のような内容の同タイトルは、アメリカとEUのプレイヤーがファイナルファンタジー・シリーズに期待する内容とミスマッチしていると思われたのが原因となって、厳しいスタートになったのかも知れない。

オープンワールド形式のVRアクションRPG時代の幕開けか?

本メディアで以前に特集記事を掲載したように、Skyrim VRのようなオープンワールド形式のアクションRPGは、既存ゲーム機における人気ジャンルであり、大作も多数リリースされている。

Skyrim VRがセールス的に成功を収めたことは、今後は同ジャンルのPSVRへの移植タイトル、さらには同ジャンルのPSVR新作タイトルがリリースされる可能性が高まったことを意味する。2018年には、例えば待望の「Grand Theft Auto」のVR移植版がリリースされることも考えられるのだ。

ソース:UploadVR

吉本幸記


千葉県在住のフリーライター。ITエンジニアとしてスマホアプリの開発等に携わった後、 フリーライターとして独立。VRをはじめとした最新テクノロジーがもつ社会変革の可能性に注目している。 http://resume21century.blog.fc2.com

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