VR印刷プロモーションに対応したVRゴーグルまとめ!今期末のプロモーションにVRはいかが?
2017/12/10 14:00

3月に決算期を迎える企業であれば、最終クォーターで年度全体の売り上げをアップさせるため、これから追い込み…という企業も多いはず。製品の販売数をアップするため…あるいは、決算前に広告予算を消化するために、プロモーションプランを考えている…というプロモーション担当者も少なくないのではないだろうか。
そこで、この記事ではスマホ向けVRゴーグルを用いたプロモーションについて考えてみたい。
決算シーズンに限らず、プロモーションプランについてあれこれ思い悩んでいるという担当者の方は、是非参考にしてほしい。
まだ話題性は十分!?VRを用いたプロモーションは効果が上がるか
製品のターゲットユーザーがたまたまHTC VIVEやOculus Rift、プレイステーションVR(PSVR)といったデバイスのユーザーと重なっていない限り、VRをプロモーション活用するなら、対象デバイスはスマホVRゴーグルだろう。VRの普及が進んできたとはいえ、スマートフォン所有者と他のVRデバイス所有者とでは数が段違いだ。
では、スマホVRをプロモーションに活用する場合、どんな方法があるのか…というと、代表的なものが、オリジナルのスマホ向けVRゴーグルを作って配布したり販売したりといった手法だ。既に先行事例も積みあがっている。
たとえば今年行われたプロモーションでは、明治製菓のチョコレート菓子「たけのこの里・きのこの山」のキャンペーンが挙げられる。これは、「たけのこの里」「きのこの山」、それぞれのパッケージがデザインされたオリジナルスマホVRゴーグルが1日1名に当たるというもの。VRコンテンツが検討中という段階で告知されたが、ファンが多いお菓子ということでネットでは大きな話題になった。
ただ、現在ではもう「ただオリジナルVRゴーグルとVRコンテンツを出しただけ」では大きな話題になりにくいだろう。スマホVRゴーグルを用いたプロモーションは、VR元年と呼ばれた2016年以前から実施されている上、「VR」という技術自体が普及し、VR体験型施設などでハイエンドなVRを体験したことがあるという人も増えてきたからだ。
しかし、製品の世界観やキャラクターなどど上手に組み合わせることで、製品のアピールに繋げたり、製品とVRという技術とのミスマッチさを逆手にとって話題性に繋げたりということはできる。
VRが普及してきたからこそ、プロモーション企画案を立てる時は、ソリューションのひとつとして検討に含めておきたいところだ。
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オリジナルスマホVRゴーグルを作れるサービスまとめ
「GEAR VR」など一部の例外を除き、スマホVRゴーグルはただスマートフォンを頭に固定するためのホルダーに過ぎない。ヘッドトラッキング機能やディスプレイ機能といったVRに必要な機能は、すべてスマートフォン本体が担う形だ。
このためスマホVRゴーグルは、ディスプレイを拡大表示するためのレンズ部以外、紙でも作ることが可能。そして、紙だからこそ手間なく、そして安価にオリジナルスマホVRゴーグルを作ることができるのだ。
スマホVRゴーグルの老舗!ハコスコの「VRプロモーション」
2014年7月に設立した株式会社ハコスコは、スマホVRゴーグル市場においてもはや老舗と言っていい立ち位置。社名と同じ「ハコスコ」はダンボール製のスマホVRゴーグルで、3D立体視が可能な2眼型と、子どもでも斜視の心配なく扱える1眼型の2タイプを販売。
このスマホVRゴーグル「ハコスコ」にオリジナルの印刷ができるというのが「VRプロモーション」だ。
ハコスコはVRコンテンツの配信やVRコンテンツの制作も請け負っているため、自社内でVRコンテンツの配信を行えないという場合でも、オリジナルスマホVRゴーグルとセットになるVRコンテンツの制作・配信が可能。
サービスのWEBサイト内に自動見積もりフォームがあるため、プロモーション企画時に予算の概算を掴むことができるのもありがたい。
【製品データベース】
VRプロモーション
大口径レンズで高い没入感を実現!株式会社リ・インベンション「VOORグラス」
株式会社リ・インベンションの「VOORグラス」は、大口径のレンズによって広い視野角を実現し、高い没入感が得られる紙製スマホVRゴーグル。プロモーションにおいて、コンテンツの体験そのものが重要となる…という場合に有効なソリューションとなりそうだ。
また、スマホVRゴーグル自体が折り畳み可能となっているため、野外イベントなどで持ち歩いてもらい、さまざまな場所で製品PRに繋げることができるという点も見逃せない。
【製品データベース】
VOORグラス
安価で作成可能!ノベルティに最適な「ナナイロスコープ」
プロモーション目的で無料配布することを考えた場合にどうしても課題となってくるのがコストだ。どんな製品でも大量に作成すれば一個当たりの単価は安くなるものの、大きな予算が必要となり、社内稟議に手のかかる事態を招いてしまう。一方、全体費用を抑えようとして制作個数を抑えれば、単価が高くなって個数を作れなくなってしまう…。
そんな悩みを解決してくれるスマホVRゴーグルが「ナナイロスコープ」だ。
「ナナイロスコープ」は、スマホをホールドする機構をオミットし、スマホに乗せて使うという構造にすることで価格を抑えたスマホVRゴーグル。500個程度の小ロットであっても安価に生産できるため、オリジナルスマホVRゴーグルをノベルティとして無料配布したい…という時にはうってつけのサービスだ。
【製品データベース】
ナナイロスコープ
スマホVRによるプロモーションは新製品にこそ向く!?
「たけのこの里・きのこの山」のキャンペーンの事例は、昔からある有名お菓子を、最新技術であるスマホVRと組み合わせた事例で、VRの持つ新奇性、話題性を活かした事例と言える。
しかし今後時間の経過とともにVRの新奇性、話題性が薄れていくことを考えると、スマホVRをプロモーションに使う場合、新製品のプロモーションにこそ向きそうだ。
というのも、目新しい新製品というのは、手に取ってもらい、価値を実感してもらうという点が最も難しい。この点VRは、特徴である臨場感によって、コンテンツ内の世界を目の前に存在するかのように感じさせてくれる。手に取ってもらう前の段階で、まずVRで価値を知ってもらう…というということが可能なわけだ。
オリジナルスマホVRゴーグルの制作サービスも、様々なバリエーションが出てきているので、次回のプロモーション手段のひとつとして検討してみるのはいかがだろう?
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