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完成度の高いアーケード風 VRガンシューティング「Bullet Sorrow VR」対人戦や日本語も対応

2017/04/29 20:00

    今回はグラフィックよし、爽快感十分、VR酔いなし、日本語対応、と至れりつくせりのガンシューティング「Bullet Sorrow VR」紹介したい。価格は2480円。

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    Steam上では「非常に好評」と、高評価を得ており、プレイヤーの90%以上が支持している。

    Bullet Sorrow VRとは

    「Bullet Sorrow VR」は、HTC VIVE、Oculus Riftに対応。オーソドックスながら、リアルなグラフィック、非常に高いクオリティの一人称シューティングだ。

    2030年、主人公はS-CORPという企業の人体実験で記憶を失い、代わりに時を歪める能力を手に入れる。

    時を操る「バレットタイム」アビリティと敵のアタックから逃れるためのバンカーカバーシステムを使い、3つのステージをクリアしていく。

    SF的な世界観を見事に再現したグラフィック、敵キャラの臨場感など、新しい題材こそないが高いクオリティだ。操作性も非常にわかりやすく、不快感もない。

    武器の種類も豊富だ。最初はハンドガンだけだが、マシンガンや両手で装備するスナイパーライフル、ビームシールド、グレネードランチャー、固定砲台マシンガンなど、欲しいものは大体網羅している。

    女忍者やゾンビといった様々な敵も登場する。巨大ボスも登場し、手に汗握るバトルを繰り広げる。
    恥ずかしながらアーリーアクセス版はプレイしていないのだが、本作からコンティニューも実装され、カジュアルゲーマーにも優しいつくりとなっている。

    「タイムクライシス」「ハウス・オブ・ザ・デッド」など、ゲームセンターで楽しめるアーケードガンシューティングを好きだったゲーマーにとっては夢のようなタイトルではないだろうか。

    ルームスケールならではの没入感

    ルームスケールだからこそ、エイミングだけじゃなく、遮蔽物に隠れる、隠れながら撃つといった「ブラインドファイヤー」も楽しめる。実際、横移動して敵弾を回避するのが攻略のコツ、というくらい重要だ。

    例えば「タイムクライシス」シリーズでは、フットペダルを押すことで遮蔽物に隠れる動作を行っていたが、本作では自身がかがむことで避ける事ができる。この没入感は非常に嬉しい。

    ルームスケールのアーケード・ガンシューティングといった点で、以前レビューしたVRガンシューティング「Overkill VR」と比較されることもあるかもしれないが(あちらも名作!)、ポジションを固定した旧来のアーケードを模した「Overkill VR」と違い、本作はテレポート移動が可能になっており、360度から現れる敵キャラ、というのが最大の特徴。VRだからこその緊張感のある戦闘だ。

    超人的な「バレットタイム」を楽しめる

    本作には映画「マトリックス」等で有名な、銃弾をスローモーションで避け、神がかった超反応で敵を殲滅する「バレットタイム」を発動できる。

    ゲームで言うと「SUPERHOT VR」なども有名か。

    時間がゆっくりと流れることにより、チート級の先読みが可能になり、現実時間では不可能な超人的なアクションが可能になる。

    これにより、素早い敵や耐久力のある敵を一気に殲滅することが可能。非現実的なまでの爽快感を堪能できるのだ。

    気分的には「ジョジョの奇妙な冒険」の「スタープラチナ」や「ザ・ワールド」といった「時間を停止する」のを体感できるのに近い気持ちだ。自分だけが超スピードで移動できる。弾丸を回避することもできる。

    だが、本作のバレットタイムは一度使うとクールタイムが必要になる。「ジョジョ」でも承太郎が溜めが必要になってブッチ神父に負けてたな…(余談)

    VR酔いしないテレポート移動

    操作は右手のトラックパッドで移動を行い、回復アイテムや使い切りの武器を取得していく。

    ss_9bb1ca5061992ef7c3c0162f358bf0babae5c7ce.1920x1080左手のトラックパッドで「バレットタイム」を発動。リロードはトリガーで行う。オーソドックスかつわかりやすい操作性だ。

    また、本作は「VR酔い」は非常に起こりづらい。VR酔いは、正直VRゲームをプレイするにあたって一番の壁とも言うべき存在だが、移動が激しいにも関わらず、VR酔いは起こりづらかった。もちろん個人差はあるが、筆者はかなりVR酔いを起こしやすい体質なので、丁寧なトラッキングがされているということだろう。

    ところで本作のテレポート移動には回数制限がある。どうやらサイキックを使っているのだろうか?
    まあ、SF的な世界観と操作性がマッチしていると思うことにしよう。

    6ヶ国語対応のマルチリンガル。日本語対応だけどやや雑か

    「Bullet Sorrow VR」は中国のVikingVRというデベロッパーが開発している。中国のゲームというと粗製乱造されたゲーム、といったイメージを持っていたが、スマホゲーム「崩壊3rd」といい、中国のゲームの進化は目覚ましい。

    そうそう、本作は6ヶ国語に対応する親切設計とあっている。英語でゲームプレイするのもチンプンカンプンなタイトルも多いなか、これは嬉しい。

    もちろん日本語にも対応しているが、正直、翻訳の精度は非常に低い。どちらかというと英語表記にしたほうがわかりやすいくらいだ(笑)。だが、その心意気は汲み取りたい。

    ステージ追加とオンラインプレイに期待

    アーリーアクセスを終え、価格は1980円から2480円に値上げされたが、現段階でも3ステージのままであり、追加されたのはエンドレスバトルにあたる「WAVE」モードのみ。せっかくSF的な世界観がかっこいいのだから、ストーリーを充実させてほしい、というのはわがままだろうか。

    オンラインバトルは対戦モードだが、VRゲームの敷居の高さからかまだまだ過疎的状況にある。どちらかというと対戦よりは協力プレイが向いているゲームに思えた。

    また、本作は「Overkill VR」に比べると難易度が高く、アーケードゲーマー向けになっている事を追記しておきたい。攻略のコツとしては、バレットタイムを使えるクールタイムを体感で覚えることと、シーン移動前にきちんとリロードをすることだろうか。

    Bullet Sorrow VR 詳細

    タイトル Bullet Sorrow VR
    ジャンル 暴力的, アクション,
    デベロッパー VikingVRStudio
    発売日 2017年4月18日
    価格 ¥ 2,480
    Takanomerde


    1984年生まれ。多感な時期にファミコンから家庭用ゲームの黎明期・黄金期を体験して過ごす。ゲーム音楽に多大な影響を受けたギタリストでもある。

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