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フェイスブックがスマートグラスを開発中、関連する特許を出願 - VR Inside

フェイスブックがスマートグラスを開発中、関連する特許を出願

        2017/08/31

米フェイスブックは現在、AR機能を搭載したスマートグラスを開発中で、ユーザーはデバイスを装着することで現実世界に様々なデータを重ね合せることができるという。

同社は先日、スマートグラスに関する特許を出願しており、それによると本デバイスは「ウェーブガイド技術を使用したディスプレイと、2次元スキャナーを搭載」するとのことで、本特許はフェイスブックの子会社であるOculusによって公開された。

概要

スマートグラスの特許を出願

同特許によると、このスマートグラスはOculusが開発を進めており、ウェーブガイド技術を用いることによってユーザーの視界にデータを重ね合わせて表示するという。

同デバイスでは画像や映像、スピーカーやヘッドフォンと連動して使用することが可能で、ウェーブガイド技術を用いることによってデバイスの軽量化、コンパクト化が可能になる。

ウェーブガイド技術は現在、様々なメーカーのデバイスに採用されており、たとえばマイクロソフトのARヘッドセット「HoloLens」は同技術を採用しており、Magic LeapのARデバイスもこの技術を使用するという。

また、英国のAR開発企業であるWaveOpticは、ウェーブガイド技術を用いたコンパクトで軽量なスマートグラスを開発しており、同技術はスマートグラスの開発においてこれから重要性の増す技術といえる。

フェイスブックは現在のところ本特許に関する詳細は公開していないが、特許によると本デバイスは「コンピューター生成したデータによって現実世界を拡張」し、「フレームとディスプレイによって構成されたメガネ型デバイスで、ユーザーの視界にデジタル情報を表示する」とのことだ。

Facebookのビジョン

同社のCEOであるマーク・ザッカーバーグ氏はVRとAR技術が次世代コンピューティングの軸になるとしており、現行のスマートフォンやPCを駆逐する技術としている。

先日同社はAR開発プラットフォーム「Camera Effects Platform」を発表するなどAR開発に積極的に参入する姿勢を見せており、最初の段階としてスマートフォンとタブレットをARコンテンツのプラットフォームにすることで、普及を目指している。

しかし同社が目指す本当のゴールとは、ユーザーが始終メガネ型デバイスを装着して、つねに視界に3Dデータが表示されるような世界だ。

Oculusのチーフサイエンティストであるマイケル・アブラッシュ氏によると、「今から20〜30年後の世界にはスマートフォンはもはや存在せず、スタイリッシュなスマートグラスを装着する」と予測している。また同氏は「これらのスマートグラスではVR、AR両方、もしくはこの2つを融合した機能が利用できて、常にデバイスを装着するようになる」と語っている。

とはいえ、フェイスブックが今すぐにスマートグラスを発表するわけではなく、アブラッシュ氏によるとARデバイスがスマートフォンの代替手段になり得るのは早くても2022年頃からになるとのことだ。

スマートグラス最新動向

アップル

アップルは現在AR機能を搭載したスマートグラスを開発している可能性が高く、同社が先日特許を取得した技術を使用するという。

これはスマートフォン向けのAR技術で、ナビゲーション機能や目的地のハイライトの際に使用するもので、カメラ映像に3Dデータを重ね合わせて使用するものだ。

しかし、アップルの部品サプライヤーであるフォックスコンの従業員によると、アップルは現在「Mirrorshades」というコードネームでスマートグラスの開発を行なっているとのこと。

ThirdEyeGen 「X1」

ThirdEyeGenによるスマートグラス「X1」はハンズフリーの操作が可能で、頭の動きによって操作できる。コントローラーを手に持つ必要がなく、スマートフォンやタブレットを必要としない。

データのやり取りはクラウドを経由して行うため、遠隔地にいるチームメンバーや同僚とのデータのやり取りが容易であり、データの追加、保存、削除も素早く、手間をかけずに行うことができる。

解像度1280x720の両眼ディスプレイを備え、カスタムが簡単にできる設計になっているため、ユーザーの環境に合わせた最適な設定ができる。

「X1」は来年に行われるCES 2018にてデモ展示する予定だが、製品のリリースは2017年第4四半期を予定しており、現在公式サイトにてプレオーダーが可能。

Vuzix 「M300」

ビジネスと一般消費者向けにスマートグラスを開発するVuzix社は、エンタープライズ向けのスマートグラス「M300」をリリースしている。

防滴、防塵、バッテリーのホットスワップにも対応し、旧型モデルの「M100」に比べてより人間工学に基づいた改良をほどこし、掛け心地やディスプレイの見やすさなどが改善され、より現場作業に適したモデルになっている。

今回、同デバイスの日本市場での本格的な出荷が決定し、日本でも直販ショップや販売代理店、パートナー企業からの購入が可能になった。

本デバイスを安定して使用できるようにするために合計3種類の鼻パッドを本製品に同梱するとのこと。

参照元:Business Insider

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daisuke

Writer: ライター兼翻訳家。2016年12月にプレイステーションVRを体験したことをきっかけにVRに関心を持つ。ARやドローン、AIなどの先端テクノロジー全般に興味があり、SF化する世の中にワクワクしています。