VR Inside

VRの未来を創るビジネスメディア

Galaxy Note 8でGear VRに4KVRがやってくる? - VR Inside

Galaxy Note 8でGear VRに4KVRがやってくる?

        2017/08/31

サムスンのGalaxyスマートフォン

サムスンのGalaxyスマートフォン

サムスンのGalaxyスマートフォンに対応するモバイルVRヘッドセットGear VR

2017年に発売された新型ではDaydreamのものとよく似たリモコンも付属し、従来よりもVRコンテンツの視聴や操作が便利になっている。このリモコンには動きを感知するセンサーも内蔵されているので、このリモコンをコントローラーとして使えるゲームもある。

そんなGear VRに、今週発表される新型スマートフォンGalaxy Note 8が4K解像度のVRをもたらすかもしれない。

Galaxy Note 8

Galaxy Note 7

Galaxy Note 7では発火事故もあったが、人気シリーズには違いない

新Galaxy Noteの噂

Galaxy Noteはサムスンの大型スマートフォンシリーズで、その最新モデルとなる「8」が今週のイベントで発表される予定だ。

これまでに報じられた情報によれば、このスマートフォンは対角6.3インチの大型スーパーAMOLEDディスプレイと二つの背面カメラを装備している。メインメモリは6GBで、Galaxs S8+と同じSnapdragon 835プロセッサを採用しているという。

その大画面は、サムスンのスマートフォンで初めて4K解像度に対応すると言われている。また、これまでの製品サイクルから考えると合わせて新しいGear VRも発表されるだろう。

4K解像度のスマートフォン

Galaxy Noteシリーズの画面はスマートフォンとしては大きい方だが、それでも6.3インチだ。この画面サイズに4K解像度が必要かどうかは疑問である(ASUSのZenfone ARは2560×1440ピクセルだが、普段使いのスマートフォンとしては過剰と評されている)

高解像度ディスプレイの映像は美しい反面、高解像度の映像をレンダリングすることでバッテリーの消耗が激しくなるという弱点もある。単にスマートフォンとして使うならば4K解像度はやり過ぎと言われても仕方がない。

だが、Zenfone ARがDaydream ReadyなVR対応端末であるのと同様に、Galaxy NoteはGear VRに対応する。VR映像を表示するためのディスプレイとして見れば4K解像度はやり過ぎどころか歓迎されるべき特徴だ。

高解像度VR

対応するGalaxyスマートフォンの購入者に無料でヘッドセットをプレゼントするというサムスンの戦略もあり、Gear VRは世界で高いシェアを獲得しているモバイルVRプラットフォームだ。

現在のモデルでは過去にプロトタイプで問題となったレンズの曇り(ファンを付けても解消されず、最近のバージョンでは通気口を多数配して防いでいる)やヘッドセット本体のタッチパッドを使ってアプリを操作しなければならない不便さ(リモコンにより解消)も解決されている。

だが、VR映像を表示するのはスマートフォンのディスプレイだ。VR映像の解像度が低いことで、HTC ViveやOculus RiftといったPCベースのVRヘッドセットを使った体験に比べると没入感が低くなっている点は否めない。

Galaxy Note 8が噂通りに4K解像度のディスプレイを搭載していれば、4KVR映像によって従来のGear VRを使う場合以上にVRの世界に入り込む体験ができるだろう。

VRデバイスの進化

Varjo

超高解像度VRを目指す企業もある

VR映像の解像度が上がればVR体験の没入感が高まるというのは以前から言われていることであり、各企業がより解像度の高いデバイスを作ろうとしている。

Varjoの取り組み

Varjoは現行のVRデバイスとしては高い解像度を持つViveやRiftの70倍、70メガピクセルの超高解像度VRデバイスを目指している。

そのデバイスはおそらく非常に高価なものになってしまうが、ホームユースではなくエンタープライズ用途に絞って2017年の末までに製品をリリースしたいとしている。

メールでの質問では、製品の価格は1,000ドル以上10,000ドル以下(11万円から110万円程度)になるという回答を得た。11万円ならば初期のHTC Viveと変わらないが、110万円であれば個人で購入するのは厳しい金額だ。

また、同デバイスを動作させるには現行のハイエンドVRの2倍程度の処理能力が必要だという。5万円から10万円程度の金額で購入できるVR対応PCでは力不足だろう。

現行VRへの進化

現行のVRデバイスは、HTC ViveやOculus RiftといったPCベースのハイエンドヘッドセットでも解像度が限られている。それでもヘッドセットを身につけてしまえば没入できるが、スクリーンショットで見れば少し古いゲーム機の画面のように感じられる。

しかし、Oculus Riftのプロトタイプでは現在のGear VRと比べても解像度が劣っており、スクリーンドア効果が強く感じられた。その頃から見れば、現在のVRデバイスは大きく進歩している。

家庭用では製品価格や要求するグラフィック性能を抑えなければならないことがネックとなるが、この先数年でまたVR体験のリアルさは大きく向上するだろう。Gear VRの4K対応は、モバイルVRの進化における大きな一歩になるかもしれない。

 

参照元サイト名:Inquisitr
URL:http://www.inquisitr.com/4438993/samsung-galaxy-note-8-gear-vr-virtual-reality/

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

TwitterでVRInsideをフォローしよう!

ohiwa

Writer: ライター兼システムエンジニア。VR・ARには、「SFっぽい!」というシンプルな理由で興味を持つ。仕事以外ではボードゲームやTRPGで遊び、本を読んで花を育てるアナログ人間。万年筆と着物・和菓子が好き。