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VRマーケティングの未来を探る、WHITE主催イベント「VR Marketing Summit 2017 Spring」イベントレポート

2017年3月23日にRed Bull Studios Tokyo Hallにて株式会社WHITE主催イベント『VR Marketing Summit 2017 Spring』が開催されました。

本セミナーは、「MilboxTouch」などのスマホVRゴーグルを開発・販売するほか、VRを活用したマーケティングサービスの「Milbox VRマーケティング」などを提供する、株式会社WHITEが主催するVRマーケティングの今と未来をお伝えするイベント。

早速、イベントのレポートが届きましたので、その模様をご紹介したいと思います。

イベントレポート

まず、冒頭に主催者である株式会社WHITEの河原敬士氏のMCからイベントがスタートした。

加速する“Milbox VRマーケティング"の可能性

登壇者:神谷憲司氏(株式会社WHITE代表取締役社長)

2006年スパイスボックス入社。 クリエイティブディレクター兼クリエイティブテクノロジストとして活動しながら、テクノロジーを起点とした新しい広告体験や製品・サービス開発に携わる。国内外の広告賞受賞歴も多数。

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講演では、VR市場の現状と未来予測が語られた。2016年の動きや学習定着率などからVR市場がさらに拡大が予想される。また、ハイエンドVRとスマホVRの違いについて事例を交えて紹介。視聴から体験へシフトすることで、新しい価値を生み出すことができるとのこと。

事業主・広告主のVRマーケティングについては、リーチや効果測定において課題があり、今後解決すべき項目であることが解説された。また、ソーシャルVRなど体験の新しい共有方法も紹介された。

2017年から本格的にVRマーケティングを推進するにあたり、Milboxを軸としたコンテンツ・情報流通を統合した取り組みを進めていくという。

VR Dream Match - Baseball 体験型VRから見えるVRビジネスモデルの未来

登壇者:吉澤貴幸氏(株式会社AOI Pro. VR/AR チーム クリエイティブディレクター)

国内、外資広告代理店でそれぞれ9年、クリエイティブディレクターとして様々なキャンペーンを担当。国内最大の映像プロダクショングループならではの「心を動かすVRコンテンツ」開発を推進し、心を動かしたその先を見据える。

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AOI Pro.として、今後VRをプロジェクトとして強く推し進めるという。CM制作のノウハウがVR映像表現に活かされ、事業シナジーが大きい。

体験型VRについては、自社の事例を交えて「心理効果」についてダイナミックに解説。体験することによって、気持ちが大きく揺さぶられることが説明された。既存の2Dの映像表現の枠を超えることによって、新しい映像体験価値を創造していくという。

押さえるべきVR映像表現のツボと企画&制作プロセス

登壇者:松葉忍氏(株式会社WHITE クリエイティブテクノロジスト / VRプランナー)

2011年アマナ入社。web制作を中心としたプロモーションの企画、制作に携わる。2015年に発足したアマナVRチーム初期メンバー。2017年よりWHITE VRチームにジョイン。

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VRコンテンツの企画・制作を現場で統括する立場から、既存映像との違いなどを交えながら、その工程が丁寧に解説された。映像だけでなく、音声表現、受け手の視聴環境を考慮した撮影が求められるという。

また、VRディレクターの必要要件について言及。既存ノウハウに加え、VRならではの知見・経験が、企画・制作には必要という。さらに、VR酔いや360度カメラの選択基準なども解説された。

パネルディスカッション

2017年にVRを活用した広告・マーケティング案件をローンチした事業主とのセッションが始まった。

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岡本剛典 氏(写真左から2人目)
GMOクリック証券株式会社 マーケティング室プロモーションチーム チームリーダー
2009年GMOクリック証券入社。入社後、商品企画などに従事。現在は同社プロモーションチーム所属。

鈴木健太郎 氏(写真右から2人目)
エイベックス・デジタル株式会社 デジタルコンテンツ制作部 主任
TV番組ディレクター、アニメコンテンツ制作を経て現職。BeeTV/dTVには立ち上げ当初から参加。

和田翔雅 氏(写真一番右)
オカモト株式会社 医療生活用品マーケティング室 マーケティング課
2011年入社、ドラッグストアを中心とした小売店営業を務めたのち、現職。LOVERS研究所などWEB領域や広告宣伝領域に従事。

モデレーター
小池祐介(写真一番左)
株式会社WHITE 執行役員/プランニング局 局長
2010年スパイスボックス入社。営業推進担当執行役員、兼、プランニング担当執行役員を経て、2016年10月より現職。

セッションで紹介された事例はこちら。
・FX VRトレード(GMOクリック証券株式会社)
・キス×kiss×キス(エイベックス・デジタル株式会社)
・異性の気持ちを味わえる男女の本音 VRムービー(オカモト株式会社)
・ニュースチェック11桑子真帆アナVR(株式会社WHITE)

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どれもVRという手段を進化させた挑戦的なものが多く、モデレーターの小池氏から実施の背景や狙いについて質問があがった。各社、まずはVRを新しいマーケティングとしてトライしてみたという声が多く、事業貢献や効果測定については、今後の検討課題という認識だった。

また、各社ともVRの仕事では多くの発見があり、強い可能性を感じたという。VRは進行形の映像表現・体験であり、参加者に対して「一緒にトライしましょう」とメッセージが送られた。

セッション終了後は、交流会とVR体験会が催され、登壇者と参加者の親睦が計られた。このイベントから新しいビジネスが生まれることを期待したい。

株式会社WHITE
http://255255255.com/


株式会社 WHITE VRチーム プランナー 大手Webメディアや出版社を経て、2014年スパイスボックス入社。メディア・コンテンツ領域の責任者に従事した後、2016年10月より現職。広告ビジネスやメディア・コンテンツ視点からVRマーケットの拡大を狙う。

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